誤字脱字のチェックに有効な3つの方法
やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
さっそくですが、誤字脱字に関するこんな名言を知っているでしょうか。
10年書き続けても誤字脱字だけはなくならない。
この記事はこんな人におすすめ
- 誤字脱字が多くて困っている
- 見つけるのも苦手だ
- 効果的なチェック方法が知りたい
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誤字脱字をなくすのに有効な3つの方法
誤字脱字は、ひとつあるだけでも作品への没入感を損ないます。
単純に文章の読みづらさにもつながるため、小説に限らなくても、上司へ見せる資料だったり、大切な会議の資料だったりした日には大変ですよね。
そこで今回は、効果的な誤字脱字のチェック方法についてご説明します。
これは実際にわたしも使っている方法で、かなり効果があるのでおすすめ。
①:見る媒体を変える
たとえば、パソコンで文章を書いている人は書き終わったあとの推敲をぜひスマホか紙で行ってみてください。
誤字脱字のおそろしいところはその隠密性です。
見直すと「なんでこんな誤字脱字を……」と思うところにひょっこりと彼らはたたずんでいます。
そして最高におそろしいのが、何度も見直したにも関わらずスルーされるやつがいること。
これは私の持論ですが、人間には「作者脳」と「読者脳」というものがあって、作者脳が優位になっているときは、脳は「ストーリーを文章に起こすこと」に力の大半を使っています。
作者脳が有利の場合
ストーリー → 文章 の順
逆に、読者脳が優位になっているときは「文章から意味(ストーリー)を吸い上げること」に脳を使っています。
読者脳が有利の場合
文章 → ストーリー の順
基本的に人間は二つのことを同時にできないようになっているので、作者脳のときは誤字脱字に気づきにくい。
これは、文章が難解で読むことに力を使わなければならないときに、ストーリーが頭に入ってきづらいことの理由でもあるのだと思います。
話が少しズレましたが、とにかく作者脳優位になりやすい状況で文章を見直しても、
- 「ここにはこういうことが書いてある」
- 「ここになにが書いてあるかはわかっている」
と、文章の細かい部分に意識が向かなくなってしまうので、そんなときはちょっと見方を変えて、まったく別の媒体で文章を見直してみてください。
たとえば
パソコン → スマホ(画面の大きさを変える・フォントを変える)
パソコン → 紙(同上。ただし手間がかかるので最終チェックに使うとよい)
こうすると誤字脱字たちがおもしろいように見つかります。
見方を変えるだけで「読者脳」がしっかりと働くようになるんですね。
ちなみにわたしはたいてい夜に執筆をしているので、お風呂を挟んだ前後にこれを行っている。
②:声に出して読む(音読)
(この画像ほど気合を入れなくてもいいです)
最初に言っておくと、これは「①:見る媒体を変える」と併用すると最強です。
音読だけでもだいぶ誤字脱字は見つけやすいと思いますが、やはり同じ媒体で見直すと書いた内容が脳に記憶されていて読み飛ばしてしまう可能性があります。
ちなみに音読は脳の力を高めるのにも効果的なので、想像力も上がって一石二鳥。
ただしやる場合は周りに配慮しましょう。
(なんか一人でブツブツ喋ってる……)
悪かったな!
③:時間を置いてから見直す
これはすぐにできないのが難点ですが、気づいたときにやってみるとしっかり効果があります。
書いた文章に対して「作者脳」が働かなくなったころを見計らって再度チェックをするわけですね。
この方法の良いところは、誤字脱字だけでなく、書いた文章全体に対してより良い表現や言葉を思いつきやすくなることです。
- これはこっちの言葉のほうがわかりやすいな
- こういう言い方のほうがわかりやすいかな
というのが副産物的にわかったりするので、作品や資料を総合的によりよいものにしたいというときには一番おすすめです。
まとめ:誤字脱字はこうやってチェックすべし
というわけで、今回は文章を書く人みんなの敵にして永遠のライバル、誤字脱字のチェック方法についてでした。
誤字脱字の効果的なチェック方法
- 見る媒体を変える
- 声に出して読む(音読)
- 時間を置いてから見直す
最初から誤字脱字無しで書ければ一番良いんですけど、不思議なことになくならない。
パソコンで執筆ができるようになって確実に生産性はあがったはずですが、同時にこういう弊害が生まれたりするので新しい技術って難しいですね。
ともあれ、誤字脱字はないに越したことはないし、それが小説であれば物語世界への没入に支障をきたしてしまうので、創作者の方は注意してみましょう。
ところでこの記事は大丈夫か?
方法③を使います!