【質問回答】キャラクターの個性がこもったセリフが思い浮かばない時は

やあ、(百魔の主を書いている)葵です。(@Aoi_Yamato_100

メールフォームからこんな質問を頂きました。

キャラクターの個性がしっかり反映されている台詞がなかなか出てこないのですが、どうすればいいでしょうか。

キャラクターの作り方というか、魅力的なキャラクターの生み出し方については以前に別の記事で書いたので、そちらを参照してください。

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上の記事で書いたような、そもそものキャラクターの設定(実像)がすでに出来ている前提で、今回の質問にお答えいたします。

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キャラクターの個性が示されたセリフがうまく書けない

セリフって確かに難しいですよね。

魅力的なセリフについては、言い回しなどの妙もあるとは思いますが、表現力という意味では文章の上達と同じです。

  1. そのキャラクターが口にして違和感のない言葉(あるいは言いそうなこと)を
  2. 適切な使い方で口にする

ことが重要だと思います。

そのためには「そのキャラクターがどんなキャラクターなのか」をしっかりと作者自身が理解しておくことが重要です。

  • キャラクターの生まれ育った背景
  • 契機となった体験など

そのうえで、さらにわかりやすくセリフに個性を持たせたいのであれば、口調そのものにキャラクター性を付与してしまうのも効果的です。

一番簡単なものだと、語尾ですね。

語尾に特徴を持たせる

  • ~です
  • ~だ
  • ~である
  • ~なのじゃ
  • ~ござる

安易といえば安易でしょう。

しかし安易だからこそのわかりやすさがあります。

バカにできねえぞ!

一人称を工夫する

これも語尾と同じようなものですが、一人称の違いについて、読者はそこまで敏感ではないと思います。

さすがに今まで「俺」と言っていたキャラが急に「僕」になったらおかしいとは思いますが、漢字にするか、ひらくか、くらいではあまり効果はないかなぁ、というのが正直なところ。

でも私はやっています。

  • オレ
  • おれ
  • ボク
  • わたし
  • ワタシ
  • わたくし

同じ音の一人称でも、文字として書くと印象が変わります。

特にカタカナ系はかなり特徴が出るので、うまく使うとキャラ付けに有効でしょう。

ちなみにわたしは不気味な敵キャラを描くときによく「ボク」とか「ワタシ」を使います。

「ワタシ」は使いようによってはチープ感も出てしまうのですが、しっかりと不気味さを演出しておけば結構有効なんじゃないかなと勝手に思ってます。

こんな例もあるよ(笑い声での特徴づけ)

ワンピースって、各キャラの笑い声がかなり特徴的ですよね。

ワンピースは漫画なのでそもそもが絵で書き分けがされますが、小説でもこういうテクニックは有効だと思います。

特にワンピースのような登場人物の多い作品の場合は、いかに読者にそのキャラクターを正しく認知してもらうかが重要なので、ぬかりないな、という印象。

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キャラクターたちに鍋を囲ませる

よく各キャラクターの完成度や特徴について考えるときに、

キャラクターたちに鍋を囲ませろ(つつかせろ)

というものがあります。

要するに、こたつの上にぐつぐつ煮える具材が入った鍋を置いて、その周りに各キャラクターを配置し、彼らがどういう行動や言動をするのか、というのをシミュレーションするわけです。

こたつの上に乗せるのは単に私の趣味だがな!

たとえば、百魔の主を例にするとこうなります。

  • メレア:自分の好きなものをひょいひょいとっていく
  • エルマ:肉を食べ続ける
  • アイズ:周りのみんなが好きなものを食べられるように気にしつつ残りそうな具材を取る
  • サルマーン:メレアやエルマに「肉ばっかとるんじゃねえ!」と突っ込みながら双子に野菜を取る(で自分が食べるのを忘れる)
  • マリーザ:メレアのほうにメレアの好物を寄せておく
  • リリウム:「自由すぎるわ……」と言いながら静かにバランスよく食べる
  • シャウ:鍋の予算を考えたり余った具材をどこに卸すか考えてる

このキャラクターならこう動く、というのができてくれば、自然とそのキャラが言いそうなセリフは出てきます。

逆に、ここでキャラクターが自然と動かない&動きや言動に理由がないなどの場合は、一度キャラクターそのものを練り直してみるべきでしょう。

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そもそもキャラクターがうまく作れない時は

で、そもそもの話、「うまく個性的なキャラクターが作れない」という場合はまずその練習からです。

具体的には文章の練習をするときと同じで、自分の知っている別作品の好きなキャラクターを真似して動かしてみてください。

  • あなたの知っている好きなキャラクター
  • 良いと思ったキャラクター
  • これは個性的だなぁと思ったキャラクター

小説でも、漫画でも、アニメのキャラでも構いません。

彼らを頭の中に思い浮かべて、彼らが鍋をつついたときにどういう言動をとるかを考えてみてください。

二次創作はキャラクターを描写する力をつける上では有効

そういう意味では、二次創作というのもキャラクターを描写する力をつける上では有効なのではないかな、と思います。

それを徐々に一次創作に活かしていくイメージ。

※それでいて、今の世の中、たいていのキャラクターは出尽くしているので、ちょっとやそっと似ていても問題はまったくないと私は思います。

必ずしもすべてにおいて新しいキャラクターでなくてもいいと思うよ。

結論:文字の上でわかりやすい差異をつけるorそもそも個性を出せるキャラ造形を(真似して訓練もあり)

キャラクターの個性ってなに?といわれると難しいものがあります。

でも、読む人にとって、

  • 「こいつならこういう言動たしかにしそうだな」
  • 「こいつならこの場面でこう動くだろうな」

という共通認識が生まれていれば、それはキャラクターの個性といってさしつかえありません。

なにも特徴的な決め台詞が必要なわけではなくて、一人の感情のある人間を描くつもりで、キャラクターのことを考えてあげるとよいでしょう。

ちなみにキャラクターを制するものは物語を制する。

魅力的なキャラクターって、本当に強いです。

かくいう私も常日頃から悩んでいる事柄ですので、これからもなにか「こういうのいいよね」ってのが思いつけばブログに書いていこうと思います。

質問をしてくれた人、ありがとう!

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