『知っている』と『できる』は全然違うって話【上達の心構え】
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やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
小説、書いてますか?
小説を書くのにもいろいろな理由があると思います。
かくいうわたしは趣味ではじめた小説の執筆が今年で13年目を迎えました。
気づけば『百魔の主』というファンタジー小説を本として世に出させてもらったわけなのですが、そんなわたしからこれから小説を書こうと思っている人に伝えたいことがあります。
特に「うまくなってプロの小説家になりたい!」と思っている人にはぜひ覚えておいて欲しいです。
小説がうまくなりたいと思ったときに覚えておいて欲しいこと
同じことを10年以上やり続けていると、一つや二つ『間違いない』と確信できるものが出てきます。
わたしは、
- 「小説を書きたい」
- 「あわよくば出版してプロになりたい」
そう思っていろいろな創作論を読んだり、プロの文章を真似したりしてきました。
そんな13年間の中で気づいたのが、
『とりあえずやってみる』の精神が一番大事だということです。
『とりあえずやってみる』の重要性

世の中にはさまざまな作家さんの残した小説作法やハウツー本があります。
「プロになりたい」と思うようになってからはわたしもそういうものをたくさん読みました。
実際、小説作法やハウツー本を読むことで、最初からある程度形になったものを作れる可能性は高くなるでしょう。
でも、絶対に「とりあえずやってみる」ことを忘れないでください。
『知っている』と『できる』は違う
小説は数ある創作媒体の中でも最もとっつきやすいものです。
そして上達もしやすいです。
でも、どれだけ上達がしやすいと言っても実際にやってみなければ成果はでません。
というのも、『知っている』と『できる』は違うからです。
この『知っている』から『できる』にいたるまでのプロセスを勝手に『上達の3段階説』と呼んでいます。
そういうものがあると気づくこと。そもそも気づかないと「知り」ようがない。
知識を情報として知っていること。
知識を自分のものとして活用できること。
このそれぞれのステップの間にとても大きな差があります。
人間はよく忘れる生き物である
人間はよく忘れる生き物です。
本などを読んでそのとき知識に気づいたとしても、しばらくすると忘れてしまいます。
何度か読み返して、ようやく知識として定着するわけですが、その知識を実際に使わないうちはどこまでいっても頭の中の空論のままです。
その知識を形のあるものとして力に変えるためには、実践が必要になります。
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逆にからだで覚えたことってなかなか忘れないよね。

自転車の乗り方とかな。
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(キミ自転車乗れるの……?)
実践することこそが、知識の定着における最も効率的な方法だと断言します。
まとめ
『うまくなりたい』と思ったら、何度も言いますがとにかくやってみる。
もしやってみて、それが実際には役に立たないものだと知ったらすっぱり切ってしまえばいいのです。
あらゆる事柄において、上達はその実践の繰り返しだと思います。
これを継続することができれば間違いなく上達するし、その過程で「ああ、こうすればいいのか」という新しい気づきを得ることもできます。
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実はこの副産物的な『気づき』がのちのち大きなパワーになったりする。

パワーをメテオに!
実体験で学んだことは一番忘れづらいものです。
だから、「小説が書きたい」「物語が書きたい」と思っている人は、ぜひこの心構えを覚えておいてください。
たった13年ではありますが、わたしはこの心構えがより良い作品を作るために最も重要なものであると確信しています。
余談(この本も参考になるよ!)
かの有名作家が『作家としての在り方』について語った本!