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小説でしっかりした世界観を読者に伝えたいなら小道具の描写をしろって話

カンテラ

やあ、(百魔の主を書いている兼業作家の)葵です。(@Aoi_Yamato_100

小説で世界観を伝えるのにはちょっとした小道具の描写が意外と大事!

小説は絵がない創作媒体です。

で、絵がないからこそ書くべきものがあります。

それが小道具

小道具は作品の世界観の輪郭を形作ってくれる

小道具というのは簡単に言うと「物」です。

机、椅子、カーテン、その他もろもろ。

一つの部屋の中でもいろいろな小道具があります。

もちろんオリジナルのアイテムなんかでもいいでしょう。

でも、読者に世界観を感じさせるなら、一番大事なのは普通の生活の中にあるなにげない物です。

わたしもついやりがちなんですが、オリジナルのアイテムやそれっぽい建築様式なんかは、読者がパっと想像することができないので意外と曲者。

だからこそ、生活上どこにでもあるような物のほうが世界を感じさせる(作品世界に没入させる)のには重要です。

読者が確実に絵(情景)を思い浮かべることができるものを使う

その単語を見て、読者が確実に絵(情景)を思い浮かべることができるものを描くの一番良いでしょう。

ゴシック建築やバロック建築やら、よくあるヨーロッパ的なファンタジー世界を想起すると、そういうのを使いたくなってしまいます。

ゴシック建築>>>『wiki/ゴシック建築』(画像有り)

バロック建築>>>『wiki/バロック建築』(画像有り)

このあたりの建築様式についてまとめて説明してくれている記事>>>『ロマネスク、ゴシックの違いは?ヨーロッパ旅行がもっと楽しくなる建築豆知識』(画像有り)(出典:TABIZINE

  • 「こんな世界なんだ!」
  • 「こういう雰囲気なんだ!」

そう思って自分のイメージしているものを説明として書くこと自体は、悪いわけではありません。

しかし、建築様式にくわしくない人は、「ゴシック建築ってなんだ?」「バロック調ってなんだ?」となってしまいます。

こうなった場合、その説明はまず読者に十分な想像の効果を与えません。

だからこそ必要なのが、

  • できるだけ多くの人が知っていて、かつ、自分の作る世界観に合っている小道具

の描写です。

たとえばどんなものがあるのか

これって実はとても難しいことです。

だからこそ主人公が現代人の異世界物だったりすると、一人称を使って「〇〇に似てる」というので補足できたりするのが強みにもなるのですが、ひとまず置いておいて。

ローファンタジーであればまだやりやすいでしょう。

今の自分の生活を振り返ってみて、そこにあるものを書いていけばいいのです。

ローファンタジーの場合

ローファンタジーは現代世界を基とするファンタジーなので、ファンタジーたるゆえんのシーンでなければ、そのまま書けばいい。

学校の教室にあるもの。

黒板だったり、紙のカレンダーだったり、あるいは誰かが置いて行ったカバンだったり。

そういうものを振り返って書いていけば、おのずとどんな世界なのかが見えてきます。

でも、ハイファンタジーだった場合は少し考えなければなりません。

ハイファンタジーの場合

どういう文明レベルなのかにもよります。

そのときまず考えるのは「今ある道具の昔の姿」でしょうか。

そこらへんにある照明。

今はLEDライトやらなにやらですが、昔は「カンテラ(洋灯)」だったかもしれないし、燭台に刺さったろうそくだったかもしれない。

カンテラ

(カンテラ)

カンテラ

カンテラ

まあ、カンテラって呼び方も十分難しいので、「ランタン」のほうがまだいいかもしれません。

できれば固有名詞だけでどんなものだかわかるのが一番です。

で、もし「これじゃあまだどんなものか想像しづらいかな?」と思ったら、形や使われている素材、色や雰囲気などを言葉で付け加えるのがいいでしょう。

燭台とろうそく、であればだいたいの人はわかりますね。

燭台とろうそく

ただ、燭台とは言ってもテーブルに乗るようなものだったり、廊下に置かれた背の高いものだったり、あるいは壁から生えるようにつけられているものかもしれません。

場面場面でどういう燭台であるのか、補足してあげるとさらにいいでしょう。

このように、「今あるものが昔はどんな形だったか」を考えると、自分が書きたい世界観にふさわしい小道具のレパートリーが増えます。

いかに短い言葉で的確に表現するか

小説はたくさんの物語や世界を言葉だけで表現することができますが、だからといってその利点を消してしまうのは得策ではありません。

だらだらと説明をする。短く表現できるものを必要もなく長く書く。

これをやってしまうと小説の利点が消えてしまいます。

小説の持つ物語や世界の密度は、読者の想像力が働いてこそメリットとして現れるものです。

なので、「ここ、もっと短くできるかな?」「これはもっと想像力を働かせるのにぴったりな言葉があるはずだ」という考えを常に持つようにしてください。

小説は作者が書くものですが、その世界の広がりは読者の想像力とともに作者の意図以上に広がってくれるものです。

広がりのある世界は、その作品の強みそのものです。

少なくともエンターテインメント作品においては、簡易平明な文こそ美文だとわたしは思っています。

短く、わかりやすく、それでいてその世界の様子を実感できるもの。

一話、一冊の本の中により多くの物語と世界を込めるためにも、その世界を形作ってくれるさまざまな小道具を、文章の中にちりばめてみてください。

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