【呪術廻戦8巻の感想】夏油傑と五条悟の回想話|戦闘シーンの迫力も必見

呪術回線8巻の感想とネタバレ

やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100

呪術廻戦8巻9巻が1月4日に同時刊行されました。

まだ高専生だった頃の夏油傑(げとう すぐる)&五条悟のエピソードが収録されていて、その話が9巻まで続きます。

この同時刊行は戦略として非常に有りだと思うと同時に、いやはや、

やっぱおもしろいよね。

以前に五条先生の分析記事で書いた通り、五条先生はめちゃくちゃカッコいいキャラクターです。

  1. そんな五条先生が、いかにして最強となったか。
  2. そして宿敵として描かれる夏油傑が、いかにして敵となったか。

そのあたりのことが今回の8巻9巻で描かれています。

五条先生の覚醒シーンが超カッコいいんだよ。
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前半は7巻からの続き【虎杖&釘崎コンビのバトルシーン】

※注意 ちょっとネタバレを含むよ。

前半は7巻から続く虎杖&釘崎コンビの戦闘シーン。

今回の虎杖と釘崎のバトルシーンに関しては、メインとなる見せ場は7巻でたっぷり見せられたので、やや控えめ。(黒閃とか)

しかし、一連の出来事の中で、例によって名言がいくつかありました。

呪術廻戦はスっと胸に落ちてくるようなナチュラルな名言が多い漫画ですが、今回の8巻で一番しっくり来たのは虎杖のこのシーン。

8巻の虎杖の名言『俺が殺した命の中に、涙はあったんだなって、……それだけ』

呪術廻戦8巻虎杖の名言

(出典:呪術廻戦8巻/芥見下々/集英社)

私も戦記小説を書いているので、必ず人の生き死にの話題は出てきます。

そして呪術廻戦に関して言えば、舞台が現代。主人公は高校生。

ファンタジー世界のキャラクターが一線を越えるのとは話が別です。

このシビアな問題に対し、五条先生は作中で『ユウジ(虎杖)はイカれている』という表現をしていました。

そんな中、虎杖本人は泣きわめいたり、どうしようもないほど落ち込むわけではないけれど、自分の手から目をそらさずに、まるで自分に言い聞かせるようにこの台詞を口にします。

この表情と、音にはなっていないけど声のトーンが、かなりグっと来ました

虎杖に関しては、人の生き死にに関して一貫した姿勢を持っているので、好感が持てます。

たしかに普通とは違うかもしれない。

けれど、こうした自分の行動から目を背けない姿勢に、妙に親近感やリアリティを感じました。

ちなみに虎杖と釘崎の問答シーンも必見。

呪術廻戦の名言についてはこちらの記事で

唐突に始まる五条&夏油の回想話

虎杖と釘崎のシーンが終わると、唐突に五条先生と夏油の学生時代の話が始まります。

思わずページをめくり直すくらいマジで唐突に始まります。

ただ、このシーン間の飛ばし具合も呪術廻戦の良いところ。

漫画だからこそ出来るものだな、と感心もしました。

たぶん小説でこれをやるとさすがに『わからなく』なる。絵で「あ、過去の話っぽい」と分からせることができる漫画ならではの潔さ。

五条先生はだいぶやんちゃだった

先生になった今も軽薄な空気感は出している五条先生ですが、学生時代はさらに尖っていた

一方で、現代時間軸で敵となっている夏油傑に関してはかなりの良識人。

悟をいさめるストッパーって感じで、非常に良いコンビです。

天元様とか星漿体とかまた難しい単語が出てくる

ここでも呪術廻戦節がさく裂。

天元様とか星漿体とか、呪術世界に関わる固有名詞が出てきます。

さすがに8巻ともなれば読者も慣れてきているはず。

よくわかんないけど「なんかすごそう」でOK。

もちろん詳しく読んでも良いでしょう。

作者の芥見先生の中にはちゃんと設定あるんだろうなって香りはちゃんとします。

単行本の幕間ページに色々解説が書いてあるよ。

呪術廻戦はこういう「なんかよくわかんないけど」「なんかすごそう」そして、

よくわからないままでも物語をちゃんと楽しめる

という魅せ方をするのが本当にうまいな、と思います。

逆に全部について逐一説明していたらストーリーが薄まってしまうので、このトばし方は見習いたいところ。

ただでさえ小説は地の文が説明多くなりがち。

その固有名詞が表すものが具体的に何なのかはわからないけど、

  1. これがないとこうなってしまう
  2. だから主人公たちはこうする
  3. 敵のあいつはこうする

というのが「意味が分からないのにちゃんと伝わる」見せ方のうまさが、呪術廻戦にはあります。

後半の見せ所は夏油の戦闘シーン

そして8巻の後半には夏油の戦闘シーンがありました。

これがまた超カッコいい

この時間を細切れにしたような、それでいて迫力のある肉弾戦シーンは一見の価値あり。

夏油の戦闘シーン

(出典:呪術廻戦8巻/芥見下々/集英社)

前後の夏油と敵の読み合いも含めてかなりゾクゾクするシーンなので、ぜひ通して読んでみてください。

呪術廻戦8巻の感想:まとめ

そんな感じの呪術廻戦8巻。

五条先生の覚醒シーンがある9巻を前にして、かなり期待感が膨らむ良い巻でした。

ちなみに伏黒父(通称パパ黒)も出てきて、キャラクター同士の関係性についても気になるところです。

余談:呪術廻戦8巻から得られた学びと気づき(書き手視点)

物語の書き手らしく今回の呪術廻戦8巻で何か創作のヒントは得られたのかを最後にちょろっとお話します。

呪術廻戦8巻を読んでいてふと気になったシーンがありました。

それがこちら。

パパ黒の五条先生称賛シーン

(出典:呪術廻戦8巻/芥見下々/集英社)

伏黒父による五条先生への熱い警戒台詞。

ただものではない雰囲気の伏黒父(敵)が、なおも警戒する五条悟。

『六眼と無下限呪術の抱き合わせ』が具体的にどうヤバいのかはわからなくとも、

強いキャラが誰かを警戒(ある意味称賛・認める)という言動をすると、警戒されたキャラの格がさらに上がる

呪術廻戦では終始五条先生の最強っぷりが言及されますが、これもまた非常に効果的な強さの表現だと思います。

ほかのいろいろな物語でも使われる手法ですが、意識的に構造を理解しておくのはとても重要です。

そんな五条先生のキャラクター性についてはコチラの記事で解説

呪術回線8巻の感想とネタバレ

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