怪物事変の面白い所を紹介するよ|現代×妖怪の和風ファンタジー漫画
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やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
最近は現代を舞台にした和風妖怪モノも増えてきましたね。
というか現代を舞台にしているものは西洋の妖怪(いわゆる吸血鬼とか)も登場したりして、それはそれで和洋怪物大集合って感じで好きです。
今回ご紹介する作品『怪物事変』もそんな感じなのですが、現代日本を舞台にしていることもあって登場する怪物たちが和風寄りなので、一応和風ファンタジーという括りでご紹介します。
いずれにしてもおもしろいことに変わりはないので、ぜひこの機会に読んでみてください。
不死身の半妖ととある石を巡る現代和風ファンタジー【怪物事変】
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余談だけど最初「かいぶつじへん」だと思ってた。「けものじへん」だった。
怪物事変のあらすじ
田舎の静かな村で、家畜が次々と変死するという奇妙な事件が起きておりました。事件解決の為に東京から呼ばれた「隠神」という派手な格好の男。調査の途中で男は、村に住む「泥田坊」と呼ばれる不思議な雰囲気の少年と出会うのでございます。数奇なる怪物物語、これより始まり始まり──。(Amazon公式紹介文)
いいですよね、こういう語り口調のあらすじ。
これからはじまる物語に対してワクワク感が煽られます。
隠神、泥田坊ってネーミングもかなり雰囲気が出ていてグッド。
怪物事変の見どころ
この作品の見どころとしてあげたい点は3つ。
- 主人公夏羽(泥田坊)の不死身無双っぷり
- ほかのキャラクターも丁寧に掘り下げられていて魅力的
- そのキャラクターたちが織り成す絆の物語
それぞれくわしく説明していきます。
①主人公夏羽(泥田坊)の不死身無双っぷりがすごい
まずはこの第一巻の表紙からビシビシ伝わってくる主人公の強者感。
主人公の夏羽(泥田坊)は屍鬼と呼ばれる怪物と人との混血児で、その特性は不死身。
けっして戦いのプロフェッショナルというわけではないのですが、その特性と持ち前の鈍感さを活かした戦いはもうなんというかある意味規格外です。
腕が飛ぼうが、足が飛ぼうが、あげくのはてに首が飛ぼうがケロっとしている。
泥田坊として生きてきた影響で最初は人間的な感情が欠落しているのですが、そんな夏羽が徐々に知恵を得て成長していく過程もかなりワクワクします。
②ほかのキャラクターも丁寧に掘り下げられている
この物語の主人公は夏羽ですが、そのほかのキャラクターもかなり魅力的です。
その理由はキャラクターの掘り下げを丁寧に丁寧に行っているからだと思います。
そしてその一つ一つのエピソードがかなりグっと来るものが多く、主人公の周りのキャラクターにも愛着が抱けるのがすばらしい。
いや、ホントに、各キャラクターの背景となる物語は必見。
③キャラクターの絆の物語
基本的には怪物(妖怪)に関する事件が起こってそれを解決していくスタンスなのですが、その事件を通して主人公を取り巻く関係に絆が芽生えるのがかなり心に来る。
シリアスだけど、心が温まるエピソードが多い。
そしてその関係性が綺麗事ばかりではないのも逆に好感が持てました。
作品の中にちりばめられた善と悪のバランスがちょうど良いんです。
怪物事変の感想と評価まとめ
話の構成がうまいので、どんどん次が読みたくなる作品。
現代を舞台にした和風妖怪モノが好きな人にはもちろん、しっかり掘り下げられたエピソードが好きという人にもオススメです。
この漫画が好きな人にはコチラもオススメ!
あまつき(漫画)
『あまつき』はわたしが一番好きな和風妖怪モノです。
舞台は現代で、よくある妖怪モノかなぁ、と思っていたら現代らしいミステリー要素が加わりさらにおもしろくなった。
いったいどんなミステリー要素なのかは読んでのお楽しみ。
もののがたり(漫画)
付喪神(つくもがみ)に焦点を当てた現代和風ファンタジー『もののがたり』。
戦闘シーンがとにかくカッコイイ。
ぶっちゃけ戦闘シーンだけでも読む価値がある。
それに加えて主人公を筆頭とした各キャラクターもかなり魅力的なのでオススメ。