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百魔の主/漫画版

創作研究室(カテゴリー別)
葵大和
ライトノベル作家
カドカワBOOKSから『百魔の主』というファンタジー戦記小説を刊行しています(既刊6冊)。またコミカライズ版が秋田書店のweb漫画サイト『マンガクロス』にて連載中です。執筆歴は15年。最近はブログ書いたりもしています。うんち。
出版作品(小説/カドカワBOOKS)

百魔の主/葵大和

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『怪獣8号』が面白いのでその魅力を創作者目線でひも解いてみる

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やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100

少年ジャンプ+(ぷらす)で連載されている『怪獣8号』という漫画がとてもおもしろい。

しかしまた少年ジャンプ+か。(いいぞもっとやれ)

『スパイファミリー』といい、『サマータイムレンダ』といい、『地獄楽』といい、少年ジャンプ+はなかなかに良作製造レーベルですね。

今作の『怪獣8号』は、そんな良作の並ぶ少年ジャンプ+の中でも、王道な展開が魅力の漫画になっています。

さっさと中身が読みてぇ!って人は『コミックシーモア』で無料の立ち読み版があるからこの機会に読みにいくといいよ!

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大人も共感する設定と王道展開が魅力【怪獣8号】

あらすじ

怪獣発生率が世界屈指の日本。この国は、容赦なく怪獣が日常を侵していた。かつて防衛隊員を目指していたが、今は怪獣専門清掃業で働く日比野カフカ。ある日カフカは、謎の生物によって、身体が怪獣化、怪獣討伐を担う日本防衛隊からコードネーム「怪獣8号」と呼ばれる存在になる。

2020年に連載を開始したばかりで、現在単行本は3巻まで出ています。

わたしが怪獣8号をを読んで思ったのは、「大人向けでもあり、子ども向けでもある、絶妙な設定の王道作品」です。

主人公は三十路

ここが今風だなぁ、と思った点で、実は『怪獣8号』の主人公は32歳です。

結構おっさんだな!

そう、若者から見ればおっさんである。

しかも、そんな主人公カフカの職業は『怪獣の後処理屋』

簡単にいうと、怪獣を討伐するエリート戦士がいる中で、そんな戦士たちによって倒された怪獣(死体)の解体などを行う掃除屋です。

かつては戦士になりたかったカフカですが、夢破れてそんな掃除屋になっている現状。

昔、怪獣の脅威を前にして、『共に討伐隊に入ろう』と誓い合った幼馴染の活躍をよそめに、うだうだいいながらも堅実な仕事ぶりを見せるさまは、不思議と共感を覚えます。

そんなカフカに転機が訪れる

そんなどこか憎めない主人公カフカですが、あるとき後輩とともに怪獣に襲われ、そのとき謎の生物を体内に取り込んでしまうことでみずからが怪獣になります。

まさしく変身。まさしくカフカ。(それを意図して命名されたのかはわかりませんが)

怪獣へ変身することによって人智を超越したハイパーパワーを手に入れたカフカですが、だからといって理性を失うわけでもなく、後輩の言葉によってふたたび討伐隊へ入ろうという決意を固める。

カフカ、すげえいいやつ。おっさんだけどめっちゃ主人公。

カフカの持つ年相応のニヒリズムと、それでもなお再び夢を追おうとする熱さ。

謎の怪獣に変身してしまう体になっても、憎めない正義感を根に持つカフカを、つい応援したくなりました。

これからカフカがどう活躍していくのかすっげえ楽しみなのよ!

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創作者視点で見る『怪獣8号』の魅力

と、物語の最初の方はおおむねこういったカフカの親しみやすさと、今後への期待感を煽って終わるのですが、最初の1巻だけでもなかなか王道的な設定があるので見ていきましょう。

幼馴染(ヒロイン)天才設定

掃除屋として働くカフカをよそめに、討伐隊の中でも特にエリートな存在として描かれる女性がいます。

1巻の中では直接カフカと関わることはありませんが、その彼女こそかつて主人公カフカが『討伐隊へ入ろう』という夢を誓いあった幼馴染。

安易だが王道。

王道って常に人気があるから王道たりえるわけで、やっぱり今後に期待しちゃうよね。

やっぱ突如としてパワーを得る展開もいいよねって話

『小説家になろう』とかだと俗に『神様ギフト』なんて呼ばれることもあるけど、ある日唐突に力を得る展開もやっぱ王道。

もちろん、なんの魅力もない人物が突然パワーを得てもなんだかご都合主義感があったり、おもしろくなかったりすることもあるんだけど、怪獣8号においてはカフカのキャラクターがとても好感が持てて、つい応援したくなります。

カフカ自身もけっして不真面目なわけではなく、現実と理想のはざまでもがきながらそれでも前を向こうとする姿に共感してしまう。

そして、そんなカフカが頑張った結果(くわしくは本編で)、不可抗力的にパワーを得ることになったのでご都合主義感もあまりありません。

むしろ、ここからカフカがどんな巻き返しを見せてくれるのか、期待してしまいます。

かなり今後に期待できる良作『怪獣8号』:まとめ

そんなこんなで、まだ3巻ながらかなり今後に期待できる良作、『怪獣8号』。

線のハッキリしたキャッチーな絵柄、迫力のあるシーンも書ける画力、ほかにも漫画として非常に完成度の高い作品になっています。

まだまだ巻数は少ないですが、一緒に連載を追っていく楽しさがあるので、無料分を読んで「お、おもしろそう!」と思った方はぜひ単行本を買って作者を応援してあげてください。

ツイッターなんかで宣伝したりしてもそこそこ効果があるぞ!

わたしもとりあえず記事書いて応援したいと思います。(レビューする作品は全部単行本買ってるけど)

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