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第4回カクヨムWeb小説コンテストから見る出版社が今求めている作品

カクヨム大賞

やあ、(小説の公募って実は完成原稿を送るまでがそもそもとしてハードル高いと思っている)葵です。

ついに4回目のカクヨムWeb小説大賞が開催されたぞ!

カクヨムWeb小説大賞を開催するにあたって、KADOKAWA系の各レーベルが今どんな作品を求めているのかを結構くわしく公開していたので、分析してみました。

小説・ライトノベルの出版を目指している人は参考にしてみてね。

公式ページ

第4回カクヨムWeb小説コンテストから見る出版社が今求めている作品

以前にライトノベル作家になるためのオススメの方法という記事でお話したとおり、今はWeb小説からの出版デビューが熱いです。

しかもこのカクヨムWeb小説大賞は出版すること前提で作品を見てくれるわけなので、これ以上のチャンスはありません。

具体的な応募要項などについては公式ページを見てもらうとして、今回の大賞をひらくにあたってKADOKAWA系列の編集者が各募集ジャンルに求める作品についてくわしく見ていきましょう。

編集部が直接「こういう作品を求めている」と言ってくれるのは貴重だし、なによりものすごく勉強になるよ。

異世界ファンタジー部門

  • 作品の執筆とコンテストへの応募から受賞作の書籍化までは半年以上の時間がかかり、移り変わりの激しいWebの世界ではその間にどんどんと新しい流れが生まれてしまいます。そのため、応募作も”今すでに流行っているもの”ではなく、次の流行を自分の作品で牽引する気持ちで挑戦してみてください。
  • Web小説のオーソドックスなストーリーに囚われず、考え抜かれたファンタジー作品もまた求められてます。例えば「その著者にしか書けないような特殊分野の知識や経験を存分に活かして緻密に組み上げられた物語」などは、競合がおらず類似作品も見当たらないため、それだけで他作品との差別化ができ、独自のオーラと魅力を併せ持つはずです。
  •  読者が実際に行ってみたくなるような異世界が構築された作品を募集します。例えば、せっかくの異世界がほぼ現実世界と同じような社会であればそこを舞台にする意味が薄くなり、また周囲の文明度を下げることによって相対的に主人公が活躍しているように見せる構造だと、読者に「そもそも主人公が来るまでに人間が暮らす文明世界として成立していたのか?」という疑問を抱かせてしまいます。そのため、「読者がワクワクするような異世界の創造」を大事にしてください。その上で、「現実世界と異世界のギャップ表現が適正か」ということにも気を配ってみてください。
  • いま生きている世界に閉塞感があり、「現実では叶えられないであろう達成感、充実感、爽快感を手に入れたい、いっそこの世界におさらばしたい!」と思っている読者が持つ夢や願望を実現するような作品を募集します。
  •  流行に流されない強度のある作品を求めます。
  • トレンドの「異世界転生」モノでも、そのシチュエーションに対してもう一つ別の要素を組み込むことを意識し、他の作品との差別化に気を配ってみてください。
  • 女性が主人公の作品ながら、登場キャラクターの魅力や本筋の物語の面白さといった、恋愛要素以外で魅せる作品は近年とても大きな需要があります。
  •  後宮を舞台にした、中華風ファンタジーを求めています。

(引用元:第4回カクヨムWeb小説コンテスト特設ページ)

この部門で一番目についたのは、

”今すでに流行っているもの”ではなく、次の流行を自分の作品で牽引する気持ちで挑戦してみてください。

というところです。

「おれは異世界転生にもうあきた!」という人に朗報。

いまこそこの転生ブームに一石を投じるときがきた。

でもこうも書いてあるぞ。

トレンドの「異世界転生」モノでも、そのシチュエーションに対してもう一つ別の要素を組み込むことを意識し、他の作品との差別化に気を配ってみてください。

同じくらいのおもしろさの転生系と非転生系の二つがあったら判断の基準にはなりそうな気がする。

 後宮を舞台にした、中華風ファンタジーを求めています。

後宮かぁー。

後宮・中華風と聞くと女性向けのファンタジー作品が思い浮かびます。

また、それぞれの段落ごとに言ってることが微妙にかぶってる部分があるところから想像するに――

これ段落ごとにそれぞれのレーベルの編集者が書いてる気がする。

たしかによく見ると「選考に参加する各編集部が~」って上に書いてあるな。

ともあれ総括すると、「自分のおもしろいと思ったモノで行け!」という感じ。

SF・現代ファンタジー部門

  • 現代世界をベースとしたファンタジー作品を創る際に大事なのは、「リアリティとファンタジー要素のバランス」です。”本来ありえないものが存在する世界”を読者が身近に感じられるように、あえて周りを取り巻く環境をリアルに描くことも必要です。慣れ親しんだ世界(現実世界)に存在するギャップ(ファンタジー要素)という形で作中にコントラストをつけることを意識すると、世界観の奥行きが格段に深くなるはずです。
  • SFの醍醐味の一つは凝った設定やギミックですが、そこに作品の主眼を置きすぎると、敷居が高いように見えて読者に受けいれられにくくなることがあります。そのため、SF作品に一般性のある要素を入れて、一つのエンタテインメント小説として成立させた作品を望みます。
  • 例えばミリタリーなど、特殊な世界・専門知識が要求される作品を書ける方はそれだけで他者にはないアドバンテージを獲得しています。その要素は残しつつ、あとは読者の間口を広げるために作品のキャッチーさを意識して、その世界を知らない人でも楽しめるような作品を目指してください。
  • 読者たちのなかにある「いま生きている世界が、楽しくて、面白くて、スリルもあって、ご褒美もある、そんな世界に根本から変わってしまえばいいのに..」という潜在意識に対して、夢と欲望を提供できるようなストーリーを募集します。
  •  10代の男性が主人公で、これからの「新しい王道」を形作るような、まだ誰も読んだことない作品を求めています。
    ※過去のベストセラーなどを参考に、今まで「王道」とされていた物語の良さ・強みを分析した上で、それらを更に現代風にアップデートするとしたらどうなるかを考えて、あなただけにしか書けないオリジナルに挑戦してみてください。
  • 高校生以上の年齢を主人公するなど、読者に近いプロフィールをもった、感情移入しやすいキャラクターが活躍する物語を求めています。
  • 今回は書籍化を前提としたコンテストです。そのため「今自分が応募しようとしているジャンルでは、どのような作品が読者に好まれているか」など、将来的に作品が商品となって読者に届けられるということ、未来の読者が本屋で自分の作品を手にとることを意識しながら取り組んでみてください。
  • 文字数の制約がある中で沢山のキャラクターを扱いたい、あるいは特定のモチーフについてご自身に熱烈な愛がある場合、擬人化は強力な選択肢の一つです。読者に馴染みが深くバックグラウンドが豊富なモチーフがあれば、作品を読む以外にも様々な楽しみ方を読者自身で見つけることができるかもしれません。
  •  往年の名作をベースに、現代に向けて再解釈してアップデートした作品にも需要がある可能性があります。

(引用元:第4回カクヨムWeb小説コンテスト特設ページ)

「いま生きている世界が、楽しくて、面白くて、スリルもあって、ご褒美もある、そんな世界に根本から変わってしまえばいいのに..」という潜在意識に対して、夢と欲望を提供できるようなストーリーを募集します。

はいここテストにでまーす!

エンターテインメントとしての物語にとても重要なことです。

これ、ほかのジャンルの作品にも言えることなのでぜひ覚えておいてください。

キャラクター文芸部門

  • 現実的な知識や職業経験に基づき、恋愛以外を主テーマとして、主人公やヒロインといったキャラクターが活躍する小説作品。(男性向け、女性向けは問いません)
  • 食べ物やお酒、健康、自己啓発、心理学(あくまで一例)といった日々の私達の生活を豊かにする“知識ネタ”を題材として、主人公やヒロインといったキャラクターが活躍する小説作品。
  • 専門業界や変わった職業などの知識・経験に基づき、その知識を活かした主人公やヒロインが活躍するビジネスライトノベル。
    ※上記3つについて、男性主人公、女性主人公いずれもOKです。
  •  読者の求める要素をきちんと織り込んだ、エンタテインメントとして成立している作品を求めています。
  • 独創的で読者が惹かれるキャラクターが活躍する作品全般を求めております。
  • 特に20~30代の、ライトノベルを卒業した世代の女性が好まれる作品をお待ちしております。一例として、中華や平安の後宮を舞台に自立した女性キャラクターが活躍する作品や、現代日本を舞台にした和風ファンタジーとしてあやかしが登場し交流するなかで主人公の内面も変化していく作品、中高生~大学生が主人公のときめき切なくなる青春恋愛ストーリーなどを想定しています。
  •  物語の題材を選ぶにあたり、読者の顔が思い浮かぶかを考えて選べば、作者にとって明確に見えている読者層がターゲットとなるため、その人達に刺さるかどうかを基準に作品づくりを行えます。例えば、本を買う人になじみ深い「本屋」「書店員」「図書館」は長く定番の要素として取り入れられています。定番のもの以外にも、ありふれていないが、こういう題材を好きな人は絶対いる!と思えるような題材を探してみてください。

(引用元:第4回カクヨムWeb小説コンテスト特設ページ)

食べ物やお酒、健康、自己啓発、心理学(あくまで一例)といった日々の私達の生活を豊かにする“知識ネタ”を題材として、主人公やヒロインといったキャラクターが活躍する小説作品。

グルメものは根強い人気があるといぜん担当編集氏に聞いたことがあります。

ダンジョン飯とかすごい人気だもんね。

でもここではそれ以外のモノも出しているので、「これならわたしは得意だ」というものを持っているなら、それで一作書いてみるのもありだと思います。

ちなみに個人的に人間の三大欲求に基づくものは強いので、グルメものは常に一定の需要があると思ってます。

https://aoi-yamato.net/what-is-interesting/

恋愛部門

  • 恋愛が描かれていることはもちろんですが、読者を引き込むエンタテイメント性がある作品を求めています。
  • 現代が舞台である必要はないので、さまざまなシチュエーションで差別化した作品作りを心がけてほしいです。
  •  異世界を舞台にしたラブファンタジーを求めています。シリアスでも、コメディーでも可です。
  • 恋愛と言えば、悩む主人公を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、後悔や葛藤にあまり長くシーンを割かず、テンポよく軽快に物語が進むことに気を配った作品にも大きな需要があります。
  •  軽めの明るいラブコメ、現代舞台の学園青春もの、異世界ファンタジー舞台で恋愛が絡む作品など幅広く求めています。

(引用元:第4回カクヨムWeb小説コンテスト特設ページ)

恋愛と言えば、悩む主人公を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、後悔や葛藤にあまり長くシーンを割かず、テンポよく軽快に物語が進むことに気を配った作品にも大きな需要があります。

ここもテストに出まーす!!

すべての作品に共通する大事な点です。

ラブコメ部門

  • ラブコメの王道フォーマットはある程度決まっていますが、様々な要素を現代風にアップデートしたり、切り口を変えて見せたりすることで、新しい魅力をもった作品になる可能性を秘めています。ライトノベルの定番を覆し、今までの流れを断ち切るような全く新しいラブコメが出てくることを期待しています。
  •  20-40代男性が主人公のラブコメ作品を募集します。当然、20-40代のヒロインも歓迎します! 登場人物の配置や話をまわすシチュエーションの工夫によって、年齢設定が大人でも面白いラブコメ作品となる可能性は十分に秘めています。
  •  「恋愛はしたい。でも失敗するのはこわい」 そんな生きづらい現実世界から脱して、とにかく嬉しいシチュエーションが盛りだくさんの、読者に夢と欲望を与えるようなストーリーがある作品を募集しています。
  • ヒロインの魅力を表現することに全力を注ぎ込み、読んだ人が思わずそのヒロインに恋をしてしまう作品を求めます。
  •  主人公の周りを固める登場人物やヒロインのキャラクター造形に、斬新さであったりオリジナリティといった魅力を備えた作品を求めています。

(引用元:第4回カクヨムWeb小説コンテスト特設ページ)

ラブコメの王道フォーマットはある程度決まっていますが、様々な要素を現代風にアップデートしたり、切り口を変えて見せたりすることで、新しい魅力をもった作品になる可能性を秘めています。ライトノベルの定番を覆し、今までの流れを断ち切るような全く新しいラブコメが出てくることを期待しています。

異世界ファンタジー部門でもあったが、全体的に次の新しい流れを求めてる感じがするな
時代を作るときが来た。

20-40代男性が主人公のラブコメ作品を募集します。当然、20-40代のヒロインも歓迎します! 登場人物の配置や話をまわすシチュエーションの工夫によって、年齢設定が大人でも面白いラブコメ作品となる可能性は十分に秘めています。

こういうのを見ると、ライトノベルの読者層も上がってきているのかな、と思います。

「恋愛はしたい。でも失敗するのはこわい」 そんな生きづらい現実世界から脱して、とにかく嬉しいシチュエーションが盛りだくさんの、読者に夢と欲望を与えるようなストーリーがある作品を募集しています。

夢と希望が大事。(ホントに)

ホラー・ミステリー部門

  • 名作と呼ばれるホラー作品には、しばしばその作品を象徴する強力な「アイコン」が存在します。作品の根幹をなす「ホラー要素」(キャラクターの場合もあれば、世界観・設定であることもあります)に、今までになかったような強いインパクトがあるかどうかが、作品の成否を決める最も大事な要素であることを意識した上で、作品作りに挑戦してみてください。
  •  「実話要素」を含んだホラー作品は近年非常に人気があります(例えば、事故物件の話など)。このジャンルでは、過去の経験や体験といった、著者のプロフィールも非常に魅力的な武器となる可能性を秘めています。
  • ミステリーのジャンルでは、批評家・専門家を思わず唸らせるようなトリックや話の構造のある作品にも根強い需要があります。我こそはという方は是非挑戦してみてください。
  • 「ホラー」や「ミステリー」といった作品の要素に対して、物語として関わる登場人物が魅力的なキャラクターである作品を求めています。単体の作品として物語は完結しつつも、登場人物を軸にすることでシリーズ化して新しい作品も生み出せることが理想です。例えば主人公が警察官であれば、事件の捜査という形で次々と新しい物語に関わることができます。

(引用元:第4回カクヨムWeb小説コンテスト特設ページ)

名作と呼ばれるホラー作品には、しばしばその作品を象徴する強力な「アイコン」が存在します。作品の根幹をなす「ホラー要素」(キャラクターの場合もあれば、世界観・設定であることもあります)に、今までになかったような強いインパクトがあるかどうかが、作品の成否を決める最も大事な要素であることを意識した上で、作品作りに挑戦してみてください。

なんだこれめちゃくちゃ勉強になるな。

「実話要素」を含んだホラー作品は近年非常に人気があります(例えば、事故物件の話など)。このジャンルでは、過去の経験や体験といった、著者のプロフィールも非常に魅力的な武器となる可能性を秘めています。

わたしのプロフィールにホラー要素はなかった。

自分があまり書かないジャンルの人気傾向を知るのもめちゃくちゃ参考になります。

https://aoi-yamato.net/profile-detail/

最後に大事なことが書いてあった

※これらの要素を全て備えた作品が大賞を受賞するとは限りません。これらの要素以外が含まれた作品でも、物語が抜群に面白かったり、キャラクターが非常に魅力的であったり、内容が個性的な作品であれば受賞する可能性は十分あります。

やっぱり「おれがおもしろいと思う小説」を書けということですね。

狙って書くのも戦略のうちだけど、自分が楽しめないと作品もつまらなくなるのでそのあたりに注意して書いてみてください。

ちなみに短編賞もあるよ

短編賞

短編作品は短い文字数の中で物語を展開し、読者に面白いと思わせるストーリー構成の工夫が必要です。例えば、物語を構成する要素は大きな一つのネタに絞り、前半で舞台設定や課題を提示し、後半でどんでん返しを起こしてオチをつけます。そうすると、読者の意識が物語運びに集中するため、作品の特徴を「意外な展開のストーリーだった」という形で強く印象づけることができます。

実は短編が一番むずかしいんじゃないだろうか……。

追記:結果発表されました!

選ばれた理由、編集部の総評もあるので参考にしてみてね。

受賞した方は本当におめでとうございます!

第4回カクヨムWeb小説コンテスト【結果発表ページ】

さらに追記:第5回カクヨムWeb小説コンテスト開催決定!

第5回も開催が決定しました!

2019年11月29日から応募がはじまるみたいなので、ぜひ参加してみてください。

第5回カクヨムWeb小説コンテスト【公式ページ】

 

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