登山系マンガやドキュメンタリーで面白い作品を挙げてみる
やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
夏ですね、夏と言えば登山ですね。
先日『フリーソロ』という登山系ドキュメンタリー映画を見ました。
これがかなり面白くて、登山の面白さと興味深さを再認識したところです。
そこで今回は漫画でおすすめできる登山系漫画ってなんだろうなぁ、ということで、私が読んだことのある登山系漫画作品をいくつか紹介したいと思います。
まあ登山モノと言っても登山+グルメとか、登山+青春とかいろいろあるけど、今回は映画フリーソロに近い極限系登山マンガを紹介するよ。
タップできる目次
極限系登山マンガのすすめ
孤高の人
極限系登山マンガといえばこれ。
原作は新田次郎氏の小説ですが、小説を読むのが苦手だーって人はこちらの漫画版がおすすめ。
極限系登山マンガでよく取り扱われるヒマラヤ山脈(エベレスト)登頂がテーマで、その中でもさらにエクストリームな単独行(ひとりで登る)を描いている。
エクストリーム的登山とはなんぞや、というのがみっちり詰め込まれた良作です。
神々の山嶺(いただき)
こちらもエベレスト登頂をテーマにした極限系登山マンガ。
原作は同じく小説で、著者は夢枕獏氏。ちなみに映画化もされた。
登山系って山との対話だけじゃなくて『自分自身との戦い』『自己省察』みたいな側面も多いから、心理描写が描きやすい小説に名作が多いのかな?
上記で紹介した『孤高の人』と比べるとよりドキュメンタリー性が強くなっていて、視点も主人公というよりその観察者側に寄っている。
そのため、エベレスト登頂に関わる人々のより広い世界観を見ることができる。
現実に起こった事柄でありながら、常人がめったに触れることのないロマンも詰め込まれていて、新しい世界観に触れたい人にもおすすめ。
岳 みんなの山
『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)というジャズ漫画が現在大人気連載中の石塚真一氏の登山マンガ。
主題は『山岳救助』で、物語前半は上記2作品と比べるとエンタメ性高め。
極限の登山、というより、山での事故を通して繰り広げられるヒューマンドラマや、山の知識などがメインという感じ。
ただし、物語後半に進んでいくのに合わせ、徐々にエクストリーム感も出てくる。
物語のラストが特に見どころ。
石塚真一氏はとにかく人と人との繋がりを描くのがうまくて、まさしく山を通した壮大な物語(人生記)、という感じ。
上記2作品と比べて読み進めやすさはダントツなので、まず触れてみたいということなら『岳』がおすすめかも。
極限系登山マンガのすすめ:まとめ
物語的な読みやすさで順位付けすると、
- 岳 みんなの山
- 孤高の人
- 神々の山嶺
って感じになります。
「葵が一番好きな登山マンガはどれ?」と聞かれれば、個人的には『孤高の人』が一番好きです。
読み終えたとき、山に命を懸けた人の一生を追体験したかのような感覚に襲われます。
この追体験の感動と迫力こそ、創作物の醍醐味ですよね。