【2021年版】とある作家が選ぶ面白い小説ベスト10!【純文学からラノベまで】
やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
わたしの選ぶ面白い小説ランキングを作成した!
もうちょっと整理が済んだら20位くらいまでは作ろうと思ってるけど、30位とかになってくると「え? もうそれ20位と大差ないよね?」となるので随時更新制でまとめることとする!
タップできる目次
わたしの選ぶ面白い小説ランキング
10位:『バッカーノ!』
禁酒法時代、ニューヨーク。裏組織“カモッラ”は重要な儀式を数日後に控えていた。泥棒カップルはグランド・セントラル・ステーションに着いたばかりだった。マフィアの三兄弟はちょっとした問題を抱えていた。チンピラの少年は思い通りにならない現実にムカついていた。職務に忠実な警部補はそんな彼らを疎ましく思っていた。そして、錬金術師の野望は200年を経て、未だついえる事はなかった。彼らはまだ、互いに関わりの無い者同士であった。このマンハッタンに“不死の酒”が蘇るまでは―。第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作。
たくさんの登場人物による群像劇作品。
ワイワイ感を楽しみたいときにはうってつけ。
群像劇の醍醐味である「最後に物語が繋がる」快感を楽しみたいときにもおすすめです。
9位:『ジョーカー・ゲーム』
五感と頭脳を極限まで駆使した、 命を賭けた「ゲーム」に生き残れ――。
異能の精鋭たちによる、究極の”騙し合い”!
結城中佐の発案で陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校“D機関”。「死ぬな、殺すな、とらわれるな」。この戒律を若き精鋭達に叩き込み、軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く結城は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を上げてゆく……。
東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる、究極のスパイ・ミステリー。
スパイものってとにかく頭脳戦や心理戦がおもしろい。
このジョーカーゲームは文章も読みやすいながら、スパイのすごさに思わず興奮する小説でもあります。
アニメ化もしている超人気作ですが、原作小説もかなりおすすめ。
8位:『オーバーロード』
その日、一大ブームを起こしたオンラインゲーム、“ユグドラシル”は静かにサービス終了を迎えるはずだった。―しかし、終了時間をすぎてもログアウトしないゲーム。意思を持ち始めたノンプレイヤーキャラクター。なにやらギルドごと、異世界に飛ばされてしまったらしい…。現実世界ではゲーム好きの孤独でさえない青年が、骸骨の見た目を持つ、最強の大魔法使い“モモンガ”となる。彼が率いるギルド『アインズ・ウール・ゴウン』の伝説が、いま始まる!圧倒的人気のWEB小説の書籍化。
最強系ならこれ。
オーバーロードはとにかく最強系ながらストーリーの作り方が秀逸で、創作者としてもめちゃくちゃ勉強になります。
最強系の持つ爽快感もありつつ、次々に提示される謎がページをめくる手をフル稼働させてきます。
7位:『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』
迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。
未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。
人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。
「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ! 」
「はいっ! 僕は強くなります! 」
どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、
構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、
── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
王道と今風な感じを見事に融合させた名作。
タイトル的にラブコメかな?と思いきやめちゃくちゃ熱いヒロイックサーガです。
キャラクターもかなり魅力的。
ファンタジー感を楽しむのもよし、とにかくワクワクできるライトノベルです。
6位:『境界戦上のホライゾン』
各国により分割統治された中世の神州・日本。その上空を8隻からなる都市艦“武蔵”が航行していく―。遥か遠い未来。“重奏統合争乱”を経て、人類の命運を懸けた“聖譜”をもとに歴史の再現を行う国々。そして、さまざまな思惑と決意を胸に、未来を切り拓こうとする人々。重なり合う中世の世界を舞台に、学生達による学園国家間の抗争が始まろうとしていた!AHEADシリーズ『終わりのクロニクル』と都市シリーズの間の時代を描く、壮大な物語“GENESIS”シリーズ、遂にスタート。
ハマる人はハマる。そんな名作がこの境界線上のホライゾン。
合わない人は合わないけど、ハマったときの爆発力がすごい。
ファンタジーとSFと戦記を見事に混ぜ込んだ世界観で、設定の圧がハンパじゃないです。
でもその設定のすべてがおもしろい。
あとあまりにも分厚すぎてもはや文庫が鈍器。
1巻の出来が超良いので、試しに1巻(上)を読んでみて合うか合わないか試してみると良いと思います。
ちなみにアニメ化もしていて、アニメの出来もめちゃくちゃ良かった。
作画があまりに良すぎて「サンライズの超過駆動(作中単語)」と言われていました。
(追記)最近ついに完結しました!
巻数としてはほかにも長いラノベはたくさんあるけど、一冊一冊が鈍器レベルの分厚さなので、総文字数としてはすさまじいことになっていると思います。
5位:『天地明察』
徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。
物語の展開がうますぎる。天地明察はそんな小説です。
歴史と算術――つまり数学を題材にしてるけど、ぶっちゃけそれわかんなくても超面白く読み進められる。
まさに読み進める手が止まらない傑作。
4位:『銀河英雄伝説』
銀河系に一大王朝を築きあげた帝国と、民主主義を掲げる自由惑星同盟が繰り広げる飽くなき闘争のなか、若き帝国の将“常勝の天才”ラインハルト・フォン・ローエングラムと、同盟が誇る不世出の軍略家“不敗の魔術師”ヤン・ウェンリーは相まみえた。この二人の智将の邂逅が、のちに銀河系の命運を大きく揺るがすことになる。日本SF史に名を刻む壮大な宇宙叙事詩、星雲賞受賞作。
宇宙系SF小説ならとりあえずこれを読んでおけばOK。
もうなんというかあらゆるドラマがここに詰まってる。
言い回しも軽妙で思わずうなってしまいます。
ちなみにとても昔にアニメ化していて、銀河英雄伝説のアニメは今のところわたしの好きなアニメNo.1に君臨しています。
110話もある大長編だけど5回見ました。
3位:『エルリック・サーガ』
乳白色の髪に真紅の瞳、太古の妖術を自在に操り、魔剣ストームブリンガーで敵の魂を吸い取る、メルニボネ帝国最後の皇帝にして、流浪の皇子エルリック―その数奇な運命を、巨匠ムアコックが流麗かつ壮大に紡ぎ上げた「エルリック・サーガ」が、ついに開幕!メルニボネ帝国の落日と許婚サイモリル姫との悲恋を描く『メルニボネの皇子』と、美しい夢盗人とともに砂漠の民の「神聖乙女」を救う『真珠の砦』の2巻を収録。
魔剣ストームブリンガー。
この名前だけでご飯3杯食べられます。
海外産の王道ファンタジー小説。
中二病なら一度は読んでほしい。
2位:『マロリオン物語』
予言に記された邪神トラクとの対決を終え、ベルガリオンは西方の諸王国に君臨した。魔術師ベルガラスとポルガラは“谷”で新しい家族と暮らし、幸福で穏やかな毎日が続くかに思われた。しかしある夜、突然“珠”が真紅に輝き、警告の声が響く…「ザンドラマスに気をつけよ!」その意味を求めて予言の書をひもといたベルガリオンは、かつてない驚異と直面する!“ベルガリアード物語”に続く一大冒険譚、ここに開幕。
世界最高のエピック・ファンタジー小説の続編。
これ読んで人生変わった。
ということで1位はもう決まったようなもの。
続編と来れば……
1位:『ベルガリアード物語』
太古の昔、莫大な力を秘めた宝石“珠”をめぐって神々が熾烈な戦いを繰り広げた。争いの末に魔術師ベルガラスが邪神トラクを倒し、その復活の日まで争いにひとまず終止符を打ったのだった…老人ウルフの語る神話は、平和な農園で暮らす少年ガリオンの一番の楽しみだった。しかし少年の人生はある日を境に一変する。世界の命運を賭け、予言を成就する冒険の旅に連れだされたのだ!大好評ファンタジイ巨篇、新装版登場。
原点にして頂点。
ぶっちゃけこれを知ってほしくてこういうエンタメ記事書きはじめたってレベル。
ベルガリアード物語については個別に記事でくわしく話しているので、ぜひチェックしてください。
わたしはこれを読まなかったら小説を書きはじめてなかったと思います。
私の人生を変えた最高のエピック・ファンタジー小説【ベルガリアード物語】
今回はド直球でわたしの好きなエピック・ファンタジー小説を紹介します。 読書嫌いだったのに読書にハマったきっかけファンタジー作家になったきっかけ 人生いろいろだ…
番外編
この番外編はランキング考察中だったり諸事情あってランキングに入れなかった作品をせっかくなので置いておく欄です。
百魔の主
病で生を終えた青年は、百人の英雄の能力を継ぎ異世界で再び目を覚ます。力ある者は“魔王”と呼ばれ迫害される時代。彼は「弱き」魔王たちを救うため、その狂った世界を正すため、秘めたる英雄の力を解き放つ――!!
そりゃあ自作が一番だよねって話。
自分が好きなもの、おもしろいと思ったものを詰め込んでますからね。
おもしろいに決まってる(断言)。
別に新人賞を狙ったわけでもない、最初は趣味でしかないネットの投稿小説だったこともあって、ちゃんと自分が一番おもしろいと思うものを書きました。
それから編集氏と一緒にいろいろ推敲して、ようやく出たもの。
言ってしまえばデビュー作だし、愛着もあるし、今でも一番です。
ちなみにどの巻が一番好きかと言われたら、完全書き下ろしの6巻です。
新たな仲間と共にメレアがレミューゼに帰還した頃、ムーゼッグ軍から追放された“死神”ネクロアは霊山に向かっていた。この世の混沌を求めて彼が呼び起こしたのは、霊山でメレアを育て、死んだはずの英雄たち!?操られた英雄と対峙した魔王たちは、己の真の能力を目覚めさせていく。メレアが覚醒させた力とは…。「勝負だ、フランダー。俺はあなたを越えて行く」最愛の“両親”を倒すため、決戦の地に向かう!
完全書き下ろしなのに不思議なほどすらすらと書けた記憶があります。
書きたいシーン、「これだ!」というセリフが次から次へと出てきた巻でした。