
やあ、(百魔の主を書いている)葵です。(@Aoi_Yamato_100)
春秋戦国時代を描いた超傑作漫画『キングダム』。
かれこれ漫画は50巻を越え、大長編となってきていますが、私はいまだに原作を追っています。

そんなキングダムの実写映画がU-NEXTで配信されていたので見てみました。
二次元系の漫画や小説の実写化は、世界観を壊さずに表現するのが難しいため、私は否定的だったのですが――
キングダムはくっそ面白かった。
そんなわけで実写映画版『キングダム』を観た感想をつらつらと書いてみようと思います。
漫画原作の実写映画ということで避けていた人には、この記事でちょっとでも興味を持ってもらえたら嬉しい。
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実写映画『キングダム』は漫画の世界観を見事に再現した良作

漫画原作の実写映画によくあるのが、オリジナル要素を入れて原作の世界観を改変してしまうことです。
これは、本当にうまくやると良い改変として映画を際立たせることもありますが、たいていの場合失敗に終わります。
対し、このキングダムは、原作を忠実に再現した作品であると言えましょう。
それでいて、
- 映像作品としてのシーンの魅せ方
- 派手な殺陣(アクション)
- 隙の無いストーリー展開(間の使い方)
そういった映画ならではの良さを、見事に融合させています。
単純な原作再現の映画に留まらず、原作の面白さを維持したまま映画としても面白い作品に仕上げた。
そんな感想を覚えました。
俳優陣のキャラクター再現度が半端じゃない

原作の世界観を壊さずに済んだ理由の一つとして、俳優陣の見事のキャラクター再現度が挙がると思います。
- (信):山﨑賢人
- (エイ政/漂):吉沢亮
- (楊端和):長澤まさみ
- (河了貂):橋本環奈
- (成キョウ):本郷奏多
- (壁):満島真之介
- (王騎):大沢たかお
正直、私は日本の俳優にあまり詳しくないのですが、今回キングダムを見て素直に「すげぇ」と思いました。
山﨑賢人の信はちゃんと信だったし、吉沢亮の政もちゃんと政だった。
橋本カンナも河了貂らしさがしっかり出ていたし、山の民の王『楊端和』や成蟜(セイキョウ)もめっちゃそのまんまだった。
そしてなによりも王騎。
大沢たかお演じる王騎の完成度がヤバい。
あのクセのあるキャラクターをどう演じるのか見ものだったのですが、再現度ヤバい。

ほかにも多くのキャラクターが出てきますが、この実写映画版キングダムに関しては、あらゆるキャストとその演技がぴったりとハマっていました。
ここまでしっくりきたキャストと演技を観たことがない。
ストーリーもキリの良い所までしっかり収めた
はじめにも述べたとおり、キングダムは大長編漫画です。
そんな中、『映画でどこまで見せるか』も一つ作品の良し悪しのポイントになるのですが、こちらも見事にキリの良い所まで収めきりました。
主人公・信の大将軍になる夢。
政の中華統一の夢。
それを支える臣下たちの思いと、王騎の底知れぬ実力の片りん。
主人公のバックボーンと、その動機を丁寧に描写し、その上で各キャラクターの人間性をも見事に描ききり、信の夢の第一歩となる成蟜反乱編を一作でしっかりと収めきった。
\マジで、よく出来てた!/

映画としての魅せ方がうまい
総じて映画としての魅せ方が非常にうまい作品だと思いました。
私は独自の価値基準で、
「鳥肌が立った映画は良い映画」
という判断基準を持っているのですが、このキングダムを見ていて5回くらい鳥肌が立った。
特に漂の一騎駆けのシーンは必見。

燃える展開がいくつもあったし(これは原作の良さでもある)、それが絶妙なカットと音楽によってさらに盛り上がりの強い状態で提供される。
実にすばらしかったです(恍惚)。
実写映画『キングダム』はぜひ食わず嫌いせずに見てほしい

そんなわけで実写版『キングダム』、マジでおすすめです。
漫画原作の実写映画が好きではない私がおすすめする、見事な作品でした。
続編にも期待しちゃう!
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