先日ライドンキング(漫画)の3巻が発売されました。
圧倒的な画力と異世界モノのハイブリッドとしてすさまじいポテンシャルを発揮していた本作ですが、3巻で腹筋を崩壊させられたのでその感想です。
久々に漫画を読んでいて噴き出しました。
もちろんこれは良い意味での腹筋崩壊で、ライドンキングのエンターテイメント性がいかに優れているかの示唆でもあります。
ライドンキング3巻はホントに面白いのでぜひ読んでみてください。

ライドンキング3巻のエンターテイメント性が超優れている件
ライドンキング3巻は、前巻から続く形で只人と人馬(ケンタウロス)の話になります。
主人公であるプルチノフ大統領が建てた村を襲うジェラリエ騎士団。
戦いの火花が村の子どもたちにも及ぶ状況に心を痛める大統領。
そしてついに本気の交渉(ネゴシエート)に乗り出し――
大統領の名言にいちいち痺れる

普通にカッコイイなおい。
ライドンキングにおける大統領は、抑えきれない騎乗欲のあるちょっと変な大統領でもありますが、基本的に統治者として圧倒的なまでのカッコ良さを醸しだします。

ちょっとおかしいけど作中雰囲気が至極まじめなだけにえもいわれぬ説得力があります。
そして実際に言ってることはカッコイイですし、それを言う大統領自身もその言葉が似合うたしかな人格者&実力者なのがすばらしいです。
このあたりで「あれ?やっぱりこれ良い話だよな?」と思います。
そう、間違いなく良い話なんだ。
『友よ!』人馬との熱い友情
このあとなんやかんやあってジェラリエ騎士団と戦うことに。
大統領は人馬マルセロスとついに心を通わせ、友としてその背に乗ることになった。
ついにみずからの願いだった人馬への騎乗に、心を躍らせる大統領。

クッソなんか知らねえけど熱いな。
まあここまでは良かったんですよ。
でもこの次のシーンでやられましたね。
獣神合体プルセロスッ!!

先生これはズルいですよ。
『友よ!』からのコレは本当にダメですよ。
こんなん笑うに決まってるじゃないですか。
普通に人馬に跨がれると思っていた大統領もこの合体にはさすがに苦笑。
大統領:(なんか思ってたのと違う)
大丈夫、みんなそう思ってる。
獣神変形マルチノスッ!!

先生勘弁してくださいよ。
さすがに二段構えは予想してませんよ。
そのうえさっきのより破壊力高いってそりゃあ腹筋の一つや二つ割れるってもんですよ。

いやホント、この画力の高さが逆にキツいんですよ。
こんな驚異の筆致で『獣神変形マルチノス!!』なんてやられたら笑うに決まってるじゃないですか。
さすがの大統領もそりゃこんな顔しますよ。
ライドンキング3巻の感想まとめ【安定の安心感と爽快感】
ライドンキング3巻の見どころは『獣神合体プルセロス!!』と『獣神変形マルチノス!!』で間違いないんですが、話の流れもあいかわらず大統領の最強っぷりがすごくて、安心して読めました。
爽快感もあって、大統領に対する絶対的な安心感もあって、これぞ『こいつならなんとかしてくれる!』の最高峰だと思います。
誤解のないように言っておくと、本当にライドンキングはエンターテイメントとして非常に優れています。(まじめに)
こういうストーリーの安心感と爽快感、そして思わず笑ってしまうギャグセンスは見習わねばならないと強く思いました。