呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)に登場する五条悟(ごじょうさとる)があまりにもカッコ良すぎるので『なんでこんなにカッコ良く感じるのか』を分析してみることにしました。
一応、自分の創作に活かすために分析&言語化するので、キャラクター創作の参考にしてみてください。
基本は『このキャラクターカッコ良くない? やばくない?』という熱量先行です。

五条先生のカッコ良さが加速するのは6巻なので、できれば6巻まで読むことを薦める。
そして五条先生の最強っぷりが限界突破した時の様子を描いた過去編が、単行本8巻9巻として同時刊行(2020年1月4日)された。
(追記)そしてついにアニメ化も果たした。
動く五条悟がカッコよすぎてなんかいろいろ限界突破したのでまだ見てない人は見逃し配信とかで見てくれ。
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呪術廻戦の五条悟がカッコ良すぎる件について

こちら、2019年7月に発表された週刊少年ジャンプ本誌の『呪術廻戦人気キャラクター投票』の結果です。
1位は主人公の虎杖悠仁。
2位はその相棒であるライボルポジションでもある伏黒恵。
そして3位に今回話題にする五条悟が入っています。
わたしはジャンプ本誌でも連載を追っているのですが、今現在がめちゃくちゃ五条先生がカッコイイ話をやっているので、おそらく第二回の人気投票は下手したら1位になるんじゃないかと思ってます。

五条悟のかっこいいポイントを挙げてみる
ここから五条悟(五条先生)のカッコイイポイントを列記していきます。
まずなによりも『強い』

五条悟のカッコよさの大前提には、その圧倒的なまでの『強さ』があります。
五条悟は作中で最強の呪術師として明言されており、実際の描写においてもほかとは一線を画す実力が描かれます。
その強さは敵キャラクターたちからも一目置かれるほどで、たいてい五条先生を人間だからと舐めプするとボッコボコにされます。
強さ的にはもう常人ではない。
言ってしまえば『怪物』です。
この怪物性が、五条先生の魅力の根底にあるものだと思います。

強い=カッコイイ(憧れの対象)
敵に一目置かれるほどの強さが自尊心をくすぐる
上項でも書きましたが、五条先生の強さは敵に一目置かれるほどです。
基本的に物語は主人公側に感情移入or共感して読むことが多いので、味方である五条先生が敵に一目置かれると、自分のことではないけど自尊心がくすぐられます。

上のシーンは『五条先生をピンポイントで封じる』作戦を取っていた敵勢力のもとへ、五条先生が満を持して登場したシーンです。

左上に描かれる敵が、五条先生の登場を察知して『どうやらここまでのようですね』と諦めていますね。
このシーンは主人公勢がピンチだったシーンなのですが、そこへ五条先生が登場して一気に形成を逆転させます。
登場しただけで、です。(まあこのあと派手に暴れるのですが)
この、『待たせたな』的なシーンだけでご飯三杯くらい食べられます。
ここで感じるカッコよさは、
- 「俺たちの五条先生が来てくれた!」という安心感と興奮
- 「やばい!あいつが来た!」と敵が畏怖してくれている(自尊心をくすぐられる)
この二つの感情があるのか、と思います。
こういう、味方のピンチを救うカッコよさと、敵からも畏怖されるカッコよさの二つを同時に表現できるキャラクターは、かっこいいシーンを量産してくれる貴重な人材です。
強さによって敵に一目置かれる(擬似的な自尊心の充足)
登場しただけで期待感を煽られる

五条先生はその圧倒的な強さから、どんな劣勢な状況にあっても登場しただけで『こいつならなんとかしてくれる!』という期待感を抱かせてくれます。
この期待感というのは本当に重要で、【読まれるストーリーのコツ】ピンチの先に絶望が待っていてはいけない【期待感】という記事でも書いたとおり、ストーリー的にも重要になります。
また、ピンチにおける安心感の提供が、さらに五条先生のかっこよさを増幅させるわけです。
必ず自分たちを助けてくれる人って、そりゃめちゃくちゃカッコイイよね。
主人公側に読者が立つかぎり、こういった救世主的なキャラクターは常にかっこよく感じるわけです。
はあ、五条先生カッコイイ。

ちなみに同じポジションにおける人気キャラクターに、NARUTOのカカシ先生がいますね。
わたしが出版した『百魔の主』においても、主人公メレアの先生(師匠)的なポジションにいるフランダーは出番が少ないにも関わらず圧倒的な人気を誇っています。

(百魔の主:フランダー・クロウ)
登場しただけで状況が好転する(安心感と期待感の提供)
ものすごく強いけど普段はひょうひょうとしている
五条先生のかっこよさの根底には強さがありますが、そんな五条先生も普段はちょっとおちゃらけた面もある親しみやすいキャラクターです。

この冗談も言えるような剽軽(ひょうきん)さが、五条先生のかっこよさに拍車をかけています。
普段はひょうひょうとしているけど、やるときはやる。
このギャップがまたかっこいいんですよね。
このシーンも自分で「僕、最強だから」と、ともすれば寒くなってしまいそうなセリフをしゃべっていますが、五条先生は実際に最強だから軽くなりすぎないんですよ。
このセリフを言えてしまう人柄と、このセリフを言ってもいいキャラクターであることこそが、五条先生のかっこよさの証明でもあると思います。
強さと親しみやすさの同居(ギャップ)
単純にイケメンである
バカみたいな理由だと思うかもしれませんが、イケメンの力は侮れません。
わたしは男ですが、『イケメンなキャラクターが活躍する』ってだけで漫画や小説を買うことがあります。
それくらいイケメンであることは威力があります。

ただ、極端なことを言うと、同じ能力、同じ強さのキャラクターでも、イケメンとそうじゃないキャラなら、イケメンなキャラクターが活躍したほうがかっこいいと思うはずです。
もちろんかっこよさにもいろいろあって、イケメンじゃないからこそ(普通だからこそ)かっこいいというものもあります。
ですが、少なくとも五条先生のような『ひょうきんだけどマジ最強』みたいなキャラクターは、見た目もイケメンであったほうがよりかっこよく見えると思います。
単純にイケメンは見ていてかっこいい。
呪術廻戦/五条悟のかっこよさ分析まとめ
ということで呪術廻戦の五条悟のキャラクターとしてのかっこよさを分析してみました。
あらためて五条先生のかっこよさを挙げると、
- まずなによりも強い
- 敵に一目置かれるほど
- 登場しただけで期待感を煽られる
- 強いけど普段はひょうきんでギャップがある
- 単純にイケメン
こんな感じになります。

基本性質としては『カッコイイ師匠キャラ』の類型パターンに合致する部分が多い気がします。
それでも、あくまでそれは分かりやすい特徴を抽出して列記した場合なので、呪術廻戦という物語の中でそれをどう見せているかも五条先生のかっこよさに影響しています。

そんなわけでこれを挙げただけでは一概にどうこうとは言えませんが、
「五条先生みたいなかっこいいキャラクターを書きたい!」
というときにはこういった特徴を抑えるといいかもしれませんね。
そんな感じで、今回はここまで!
呪術廻戦の魅力をもっと知りたい人はこちら!