『怪異と乙女と神隠し』の面白い所を紹介するよ|都市伝説系ミステリー
やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
Twitterを徘徊していたところで発見したとある漫画家さんのツイート。
口調が漢っぽい姉的な女性と、糸目の可愛げが無い小僧が変なモノに遭う話 1/11 pic.twitter.com/KB3SReuJJN
— ぬじま (@NJ_Kilroy) April 10, 2020
2秒でポチッた。
その名も『怪異と乙女と神隠し』、という漫画。
ハッキリしつつもなめらかな線の美しさ。
適度なデフォルメ感を交えつつ見事な書き分けがされたキャラクター絵。
そして垣間見える豊満なボディ!
(チョロい……)
おすすめ度
(とても良い)
こんな人におすすめ
- 作者の試し読みツイートでビビっと来た人
- 怖すぎない都市伝説系の話が好きな人
- 表紙にいる女性キャラクターにビビっと来た人
ホラー系とエロティシズムは相性が良いよね。(かわいい)
タップできる目次
怪異&都市伝説系漫画『怪異と乙女と神隠し』の概要
『怪異と乙女と神隠し』のあらすじはこんな感じ。
現代怪異!謎解き!異世界ミステリー!
<これは、数々の怪異をめぐるささやかな友情と別れの物語――>
若返りの怪異“月読の変若水(ツクヨミノヲチミズ)”
絶対に声に出して読んではいけない“異界の歌”
知らない本がいつの間にか書棚に並ぶ“逆万引きの本”
神隠しの実録ルポルタージュ“仙境異聞”……首都圏のとある中心駅、この町では何かが起きている……。
令和の世に残された最後の迷宮、“現代怪異”のミステリーに、
しがない小説家志望の緒川菫子(おがわ・すみれこ)と、童顔糸目の魔少年・化野 蓮(あだしの・れん)のコンビが挑む!
求められるのはオカルト知識と体力勝負!
この町にあふれる数々の怪異を解く先に2人を待つものは……?ミステリアス&バイオレンス&アクション現代怪異ロマネスク!!!
バイオレンスって書いてあるけど、そこまで過激な描写はない方だと思う。
まあお前は戦記モノ書いてるから『そこまで』の基準がズレてる可能性はあるがな。
ベースは日常ほんわか寄りだけど、ところどころで怪異らしい恐ろしげな描写があるって感じ。
同じ怪異系で面白い漫画にゴールデンゴールドなんかがあるけど、あれよりもずっとコミカル。
線もデフォルメ感があって、読みやすさが光る。
ゾっとするような怪異モノ漫画『ゴールデンゴールド』はこちらから
ゴールデンゴールドの面白い所を紹介するよ|鳥肌が立つ怪異系ミステリー
日常にじりじりとにじり寄ってくる不気味な『フクノカミ』。 お金はたくさん湧いてきたけど、なんだか不気味さがぬぐえない。 はたしてその神は本当に『福の神』なのか…
怪異と乙女と神隠しの面白いところ
ここからは『怪異と乙女と神隠し』1巻を読んで「ここ良かった!」ってところを紹介します。
セリフ回しが秀逸
読んでいて「おー、すごいなぁ」と素直に思ったのは小説家志望の主人公、緒川菫子のセリフ回し。
小説家志望という設定に見合う独特な言い回しがクセになります。
どことなく厭世的でありながら、なんだかんだ前向きさも感じられる菫子はとても良いキャラクター。(胸を見ながら)
もちろん絵も良いのだけれど、セリフ回しやなにげない背景の書き込みなんかも、漫画としての面白さの一因だよね。
一方で、
- 回りくどい言い回しが好きじゃない
- とにかく素早い展開と爽快感を所望す!
って人は合わないかもしれないね。
そのほかのセリフ回しがグっと来る漫画
日常と怪異のバランスが良い
怪異モノって、ごりごりにホラーなやつも結構多い。
それはそれで面白いし、たまに夜トイレに行きたくなくなるようなこともあるけど、結構メンタルが削られる。
一方でこの『怪異と乙女と神隠し』は、
- ちょうどいい日常感を残したまま
- スパイスのように怪異が潜んでいる
ここがポイント。
主人公・菫子の軽妙でニヒルな語り口も作品の雰囲気を明るく彩る。
怪異そのものは実際にまあまあゾっとするんだけど、それでいて読みやすいというのが本作の良い所だと勝手に思っている。
主人公・菫子のボディが――
すごい。
電子版がなかなか好調と聞き、こんなご時勢にお買い上げ頂きありがとうございます!!!という感謝の絵。ホントありがとうございます。 pic.twitter.com/GhMDbAlp2V
— ぬじま (@NJ_Kilroy) April 21, 2020
購読するともっといろいろなところを眺められる。
ここには載せられないが、表紙でビビっと来た人は絶対読んでみてね。
怪異と乙女と神隠しの感想:まとめ
ということで『怪異と乙女と神隠し』の感想でした。
今回私は作品のテーマよりも絵柄にビビっと来て購読した感じです。
お前、結構絵柄買いするよな。
琴線ポイントが超多いからね。テーマでも絵柄でもどこかが琴線に触れればとりあえず買ってる。
最近はTwitterで作品の冒頭を公開している漫画家さんも多くて、面白そうな作品を探しやすくなりました。
本作が気に入った人はぜひ作者である『ぬじま』さんのツイッターもフォローしてみてください。
ほかにも面白そうな短編漫画なんかを公開している時があるので、おすすめ。
青年コミックほしい物ランキングという謎多きランキングで栄えある一位三位。どのぐらい喜ぶべきことなのか図りかねている。 pic.twitter.com/6lYqWBqkb3
— ぬじま (@NJ_Kilroy) April 23, 2020