【15選】『何度も読み返したくなる』漫画をランキング形式で紹介
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やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
何度も読みたくなる漫画ってありますよね。
そういう作品は物語が面白いだけでなく、読んでいる最中に読者を心地よい気分にさせてくれる魔力があります。
今回はそんな、
- 何度も繰り返し読みたくなる面白い漫画
- 内容を知っているのに何故か読みたくなる魔力のある漫画
を、(小説家だけど)漫画ばかり読んでいる私が実際に読み返した回数でランキングにしてご紹介します。
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1位から15位まで。読み返した実績が増えたら随時追記するよ。
どれも本当におすすめな作品ばかりなので、知らない漫画があったらぜひ読んでみてください。
繰り返し読みたくなる魔性の漫画ランキング
1位から15位まで下記の内容を踏まえて紹介していきます。
- ジャンル
- 読み返したくなる理由
- 作品としての総評
当ブログ内で個別にレビューしている作品は記事のリンクを貼っておくので、もっと詳しく知りたい人はのぞいてみてください。
1位:ハイキュー!!
ジャンル | スポーツ漫画(バレーボール) |
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読み返しポイント | ・バレーボールのスピード感と試合展開の面白さ ・適度な熱さと爽やかさ/ヒューマンドラマのバランス |
総評(5段階) | ★★★★★ |
高校バレーを題材にしたスポーツ漫画。
主人公は、背が小さいけれど抜群の運動能力を持った日向翔陽と、そのライバルである天才セッターの影山飛雄。
最初はこの二人のライバル関係部分から話が始まるが、やがて同じ烏野高校でチームになり、全国の強豪と戦っていく王道のストーリー展開になる。
ハイキュー!!はとにかく各キャラクターが魅力的で、各キャラにしっかりとした背景(エピソード)があるのが魅力。
キャラの数も多いので、群像劇的要素が強いが、画力が高くしっかりとした描き分けもされているので読むのも苦にならない。
王道らしい熱さと、さわやかな青春の香りを見事に融合し、試合展開は何度読んでも飽きない傑作。
2位:血界戦線
ジャンル | SFファンタジー漫画(伝奇系) |
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読み返しポイント | ・何度読んでも飽きない魅惑的な世界観とキャラの掛け合い ・1冊の中に詰め込まれた物語の良と質の高さ ・単話完結型の話も多く、好きなエピソードだけ繰り返し読むことも |
総評(5段階) | ★★★★★ |
各巻の中におそろしいまでの良質な世界観とエピソードが詰め込まれた傑作。
ある日唐突にニューヨークで天変地異が起こり、人々の空想の中にしか存在しないと思われた者たちが住む〈異界〉と現界が融合したヘルサレムズ・ロットという街が舞台。
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この異界がとにかく未知に包まれていてワクワクする。
主人公は〈神々の義眼〉を異界の神性存在から埋め込まれた少年、レオナルド。
しかし、血界戦線もまた群像劇的要素が強く、レオナルドが属する〈秘密結社ライブラ〉の全構成員が主人公で、全員が主役という感じ。
各キャラクターの魅力が限界突破しており、誰のエピソードを読んでも面白い。
そしてそれぞれのキャラクターのエピソードがある場所で交差したときなんか、興奮モノ。
各巻でエピソードが完結していることが多いので、どの巻から読んでも楽しめるという繰り返し読みに適した構成も魅力。
控えめに言って超高度に訓練された天才が書いた作品だと思う。
3位:空挺ドラゴンズ
ジャンル | 冒険ファンタジー/生活ファンタジー漫画 |
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読み返しポイント | ・とにかく何度でも浸りたくな爽やかでるファンタジックな世界観 ・世界の広さと、生活(日常)の描写のバランスが最高 |
総評(5段階) | ★★★★★ |
空に龍が住むファンタジー世界で、その龍を取って生活する〈龍捕り〉たちの狩猟と生活の日々を描いた漫画。
繊細でありながら力強い作画、生活感の感じられるシーンと狩猟シーンのバランス。
とにかくこの魅力的な世界観にどっぷりと浸れる漫画。
龍という未知で巨大な存在を使い、世界の広さを読者に提示するのが反則的にうまく、心地良い鳥肌が何度も立つ。
2020年にアニメ化も決定しており、要注目の漫画。
4位:はたらく細胞
ジャンル | 細胞擬人化漫画(コメディと学術) |
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読み返しポイント | ・人間の細胞の面白さが詰め込まれている ・風邪引くたびに読みたくなる |
総評(5段階) | ★★★★★ |
人間の細胞の各働きを擬人化をうまく使って描いた漫画。
白血球や赤血球など、実は人間の持つ細胞はかなりロジカルかつ精密に仕事を割り振られており、しかもその働きが本当によく出来ている。
まるで細胞も意志を持って動いているかのようで、そしてその様をこの漫画は見事に擬人化で表現してくれた。
風邪を引くたびに読み直している。
そうすると、
『ああ、今キラーT細胞が頑張ってくれてるんだな……!』
とか、
『マクロファージさん早く無双してください……!』
とか、風邪を引いてるのに物語の中にいるみたいな楽しみが味わえる。正直楽しい。
『はたらく細胞』を読むと体を大事にしようと思うので、子どもとかにも読ませたいな、と思う。
細胞会社のブラックっぷりを描いた外伝もある
5位:スピリットサークル
ジャンル | SFタイムリープ漫画 |
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読み返しポイント | ・全6巻とは思えない高密度な物語 ・じんわりと心に染みるエピソードが多い ・構成がうますぎて何度読んでも飽きない魔力がある |
総評(5段階) | ★★★★★ |
たぶん天才が書いたやつだと思います。
輪廻転生をテーマにした漫画。
現代に生きる中学生が主人公だが、彼はある魂の生まれ変わり。
やがて、〈ここではない遠い時代と場所〉で因縁のあった魂の生まれ変わり(ヒロイン)と再会し、そこから自分の魂が刻んできたいくつもの人生を追体験していく。
何度も言いますが高度に訓練された天才が描いたやつだと思います。
6位:ラグナクリムゾン
ジャンル | バトル系ファンタジー漫画 |
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読み返しポイント | ・主人公の圧倒的な強さに爽快感を覚える |
総評(5段階) | ★★★★★ |
とにかくバトルシーンの爽快感とカッコよさが異常。
人類の敵とされる竜のいる世界で、ある日莫大な力を授かった主人公が、竜を滅ぼすことを目的に無双していく漫画。
マジで何度読んでも爽快感を味わえる魔性のバトルシーンは必見。
7位:BLAME!
ジャンル | 近未来SF漫画 |
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読み返しポイント | ・世界観が秀逸で何度も浸りたくなる |
総評(5段階) | ★★★★★ |
これも天才が描いたやつだと思います。

多いな!
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独特な世界観のある物語ってたまに訓練してどうにかなるレベルを超えてるものがあるからね。
無限に自己増殖をしている未来都市の中を〈ネット端末遺伝子〉を求めて主人公が旅していく物語。
文章は少ないが、絵に圧倒的な迫力があって、見ているだけで語りかけられているかのよう。
作中で出てくる語句もセンスがあふれまくっており、〈ここではないどこか〉の世界観に浸りたい時にはぴったり。
読むたびに発見があり、何度読んでも飽きない。
8位:DAYS
ジャンル | スポーツ漫画(サッカー) |
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読み返しポイント | ・サッカーの面白さと試合展開の熱さが魅力 ・青春ヒューマンドラマとしても秀逸 |
総評(5段階) | ★★★★ |
週刊少年マガジンで連載中のサッカー漫画。
作者の前作『振り向くな君は』『OVERDRIVE』もおすすめ。
スポーツなんかできなかったひかえめな少年が強豪サッカー部に入り成長していくストーリー。
この漫画も各キャラクターの背景がしっかりしており、誰もかれもが魅力的。
友人関係、ライバル関係、師弟関係、ヒューマンドラマも完備。
スポーツ漫画の持つ熱さと爽やかを備えた名作。
9位:ホーリーランド
ジャンル | 不良系格闘技マンガ(+若者ヒューマンドラマ) |
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読み返しポイント | ・バトルシーンが秀逸 ・現代の夜の街をテーマにしていて、そこにある〈異世界感〉や若者の心理描写も素晴らしい |
総評(5段階) | ★★★★ |
夜の街に生息する不良な若者たちのストリートファイトを主題にした漫画。
主人公は引きこもりがちな少年ユウ。
若者特有の何者にもなれない不能感にさいなまれていたユウだが、気を紛らわせるために部屋の中で繰り返していた『右ストレート』が実は怪物級に育っていた。
そんな彼がある日〈夜の街〉で不良に絡まれ、そこでその右ストレートが炸裂し――
ストリートファイトのシーンも秀逸だが、夜の街の異世界感と、若者の心理を的確に描写したストーリー性も素晴らしい。
ファンタジーやSFにハマるのと同じ感じで、作品の持つ世界観にどっぷり溶け込める漫画。

10位:ダンジョン飯
ジャンル | グルメファンタジー漫画(ダンジョン) |
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読み返しポイント | ・適度な冒険感と生活感あふれる食事シーン ・ノリがコミカルなのでストレスなく読むことができる |
総評(5段階) | ★★★★★ |
ファンタジー×グルメなダンジョン冒険漫画。
ダンジョン内に生息するモンスターを食べるという、ダンジョンをある意味リアルに捉えた作品。
ダンジョンに対するワクワク感もあるが、リアルに探検をしているという生活感と日常感が良い。
ノリはコミカルで、ストレスなく読めるのでついつい何度も読みたくなってしまう。

11位:BIOMEGA
ジャンル | 近未来SF漫画 |
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読み返しポイント | ・『BLAME!』と同じ作者による秀逸なSFの世界観 |
総評(5段階) | ★★★★★ |
『BLAME!』と同じ作者による秀逸なSF世界が魅力の漫画。
ややゾンビ物。
『BLAME!』よりも物語性は高く、文章も多めだが、その分ストーリー的には読みやすい。
『BLAME!』が合うならこの『BIOMEGA』も間違いなく楽しめるので、読んでいない人は読むべし。
12位:HUNTER×HUNTER
ジャンル | ファンタジー冒険×バトル漫画 |
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読み返しポイント | ・世界観の面白さと頭脳的なバトルの面白さ ・群像劇的ストーリーの面白さも詰まっている |
総評(5段階) | ★★★★★ |
言わずと知れた名作ハンター×ハンター。(富樫仕事しろ)
まだ読んだことない人は読んでほしいが、今から読んでハマると『続きが読みたくて読みたくて仕方ない病』に掛かってしまうので、その点は注意されたし。
バトルシーンのカッコよさもしかり、そこに非常に巧妙な頭脳戦の駆け引きなども入ってくるので、いちいち戦闘が面白い。
また、広い世界観の魅せ方がバカみたいにうまく、世界観にもどっぷりハマる魔性の漫画。
13位:もののがたり
ジャンル | 和風現代ファンタジー |
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読み返しポイント | ・圧倒的な画力で魅せるバトルシーンの爽快感 |
総評(5段階) | ★★★★★ |
画力が非常に高い現代和風ファンタジー漫画。
物に宿る妖怪付喪神と人間の戦いを描いた物語でもある。
バトルシーンの爽快感とカッコよさが限界突破しており、バトルシーンだけ何度も読んでしまうほど。
主人公の、『朴念仁なのに戦いになると狂気を見せる感』がたまらない。

14位:喧嘩商売
ジャンル | 格闘技漫画 |
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読み返しポイント | ・現代格闘技漫画なのに超高度な頭脳戦が楽しめる ・読んでいて飽きない |
総評(5段階) | ★★★★ |
『この世に存在するありとあらゆる格闘技の中で、最も強いものはどれか』。
格闘技好きなら一度は考えたことがあるそれを、あらゆる観点から緻密に分析しつつ描かれた格闘技漫画。
兵法的な部分もその能力に含まれ、主人公十兵衛の突き抜けた兵法能力がいっそのこと爽快感さえある。
反則なんてあってないようなもので、だからこそ本当に『強い』格闘技の説得力が増す。
頭脳戦がビビるほど細やかで、そのロジックや展開を知っていても面白いという稀有な漫画。

15位:リクドウ
ジャンル | スポーツ漫画(ボクシング) |
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読み返しポイント | ・試合シーンの迫力とスポード感が何度読んでも爽快 |
総評(5段階) | ★★★★ |
作画の力が抜きんでているボクシング漫画。
天性の当て勘を持った少年の成り上がりボクシング漫画でもある。
ボクサー人生的には成り上がり的だが、不幸な生い立ちを負った人間的な成長の物語でもある。
冒頭はかなりのストレス展開があるため、正直冒頭はほとんど読み返さない。
しかし、その冒頭を超えたあとの各試合シーンがどれも秀逸で、バトルシーンの爽快感も感じられるため、気に入っている試合シーンを何度も読み返す。
個人的には水木戦と神代戦がお気に入り。

何度も読み返したくなる漫画ランキング:まとめ
こうして振り返ってみると、
- スポーツ漫画
- 世界観にひたれる漫画
- ストレス展開が多くない
- カタルシスが激しくない
そんな漫画が『繰り返し読みたくなる』漫画なのかな、と思いました。
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感動がデカすぎると逆に体力を使うので繰り返し読めない。
何度読んでも適度な感動を得られ、『ここではないどこか』の空気感に浸れる作品というのが、繰り返し読みたくなる魔力を持った漫画なのだと思います。