最強の大統領が異世界で無双する漫画『ライドンキング』が面白い件
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やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
突然ですがマッチョな大統領が異世界でドラゴンをぶん投げる漫画をご紹介します。
これだけ聞くとギャグに思えるかもしれないけれど、王道をおさえつつ展開もしっかりしていて、かなりおもしろい漫画です。
その名も『ライドンキング』。
ライドンキングはマッチョな大統領が異世界で無双する漫画である
あらすじと概略
【あらすじ】
戦闘と政治の闇をくぐりぬけた男、プルジア共和国終身大統領アレクサンドル・プルチノフ。上の立つ者の性(さが)か、何かを“乗りこなす”ことを志向し、国家さえも乗りこなしてきたこの男が次にまたがるのはなんと“異世界”!? オーク、ワイバーン、ケンタウロス…etc.“騎乗欲”をかきたてる魅惑の異世界へいざ出立!!
ニコニコ静画で連載している作品みたいですね!
わたしはkindleでコミックから読みましたが、先にこちらで読むのもいいかもしれません。
ライドンキングの魅力と見どころ
まず導入がぶっ飛んでいる
圧倒的な武力でもって独立を果たしたとある国の大統領がいました。
心技体すべてを完璧に兼ね備えた大統領でしたが、ある日テロリストに襲われます。
銃は規制していたのでトラックではねられそうになりました。
ところが――

大統領は生身でトラックを背負い投げます。

ん……?
背負い投げます。


……ッ!!
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「フ、案ずるなナタリア君」ではない。
そしてこの直後、異世界に転移します。

えっ!?
異世界に、転移します。
生身でトラックをぶん投げたら異世界に転移した
ギャグだと思うでしょう?
でも本当なんです。
あまりにも突飛過ぎて読めないのではないかと危惧する人もいるかもしれません。
でもライドンキングは、この突拍子もない展開を読ませる圧倒的画力の力があります。
作中のキャラクターたちがいたってクソ真面目に事態になじんでいるのもすんなり読める要因でしょうか。
ともあれ、ライドンキングはそんな超絶戦闘能力を持った主人公(大統領)が、異世界で己の騎乗欲を満たすべく、そしてときに国家を独立に導いた人間性と能力を発揮しつつ、冒険していく物語になります。
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異世界に転移してからドラゴンもぶんなげるよ。
3巻がいろんな意味で面白すぎて爆笑させられた
圧倒的な画力と異世界モノのハイブリッドとしてすさまじいポテンシャルを発揮していた本作ですが、3巻で腹筋を崩壊させられたのでその感想です。
久々に漫画を読んでいて噴き出しました。
もちろんこれは良い意味での腹筋崩壊で、ライドンキングのエンターテイメント性がいかに優れているかの示唆でもあります。
ライドンキング3巻はホントに面白いのでぜひ読んでみてください。
先生これはズルいですよ。
ライドンキングの総評
ところどころに、ともすればギャグになりかねない展開があるのに、その圧倒的な筆力(筋肉)と、至極まっとうでありつつ漢な大統領の人柄が、不思議とそれを浮いた感じに見せない。
展開の早さもちょうどよく、すらすらと読めるのにしっかりと内容もあって、バランス感覚がいいなぁ、と思いました。
ちなみに作者の馬場康誌さんは『空手小公子』という人気漫画を以前に書いていて、わたしも愛読者でした。
こちらはこちらで戦闘シーンがとにかくカッコよくておもしろい漫画。
ライドンキングでもその格闘技への愛みたいなものが見え隠れしていて、本当に好きなんだなぁと思いました。
王道だけど、ほかとはちょっと違くて、それでいて爽快感(トラックとかドラゴンをぶん投げる)がある物語を読みたい人は、ぜひ読んでみてください。
