血界戦線が面白い!最高のSF的世界観とキャラクター性【評価/感想】
やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
SF、ファンタジー、超常異界、バトル、そして日常。
多くの要素が混じり合い、見事に融合し、人を惹きつける魔性じみた独自の世界観を展開する作品が世の中にはあります。
ぶっちゃけ、ここまでたくさんの要素を、魅力的にかつ丁寧に融合できるのは、もはや天才の所業なのではないかと思うんです。
血界戦線。
わたしの中では絶対に読んでほしいマンガランキングTOP3に入る作品です。
タップできる目次
何度読んでも面白い!SFファンタジー漫画の傑作【血界戦線】
あらすじ
街の名前はヘルサレムズ・ロット。――元紐育(ニューヨーク)。
一晩で崩落・再構築され、異次元の租界となったこの都市は今、異界を臨む境界線、地球上で最も剣呑な緊張地帯となった。霧けぶる街にうごめく裏科学・超常生体・魔導犯罪。
一歩間違えば現世は侵食、不可逆の混沌に呑まれる。そんな世界の均衡を守るため暗躍する秘密結社があった。
名をライブラ。
この物語はその構成員たちの戦いと日常の記録である。(作中より抜粋)
見どころ①:高次元で均整がとれている
前提として、この作品は、
- 世界観
- セリフ回し
- キャラクター
- エピソード
すべてが研ぎ澄まされています。
もともとTRIGUN(トライガン)で有名な内藤先生の作品で、トライガンもまたセリフの切れ味が妖刀のようだったけれど、この血界戦線はトライガンと比べて気持ちコメディ成分が多めで、だがそれがまたいい。
TRIGUNもかなり面白い!
血界戦線は、
- シリアスとコメディのバランスが秀逸
- それでいてカッコイイところはめちゃくちゃカッコイイ
- もちろん燃える展開もある
と、作品全体のバランスが高次元で整っている。
見どころ②:とにかく世界観の作り込みがすばらしい
ローファンタジーチックなニューヨークを舞台にしたSF伝記作品ですが、とにかく世界観の作り込みがすばらしいです。
- もっと作中の設定を知りたい
- ほかにどんな生物・アイテムがあるの?
と、どんどん世界観に引きこまれていくのもこの作品の大きな魅力のひとつ。
この吸引力を支えているのは、作者内藤先生の想像力と、そのネーミングセンス。
- 世界崩壊幇助(ほうじょ)器具
- 終天圧縮時計
- ナクトヴァの微笑み
- 神性存在
- 超高度術式合成麻薬
- アグニの角質
etc…
単語がいちいちワクワクするんだよ!!
この吸引力はもはや魔性といっても差し支えないほどです。
ネーミングセンスは特に創作者の才能が表れる部分。
そうだな……
控えめにいって天才なのではないだろうか。
連載中の第2シリーズはコチラ!
見どころ③テンポがいいのに密度もすごい
もちろん絵も良くて、書き込みが多いわりに読みやすく、テンポがいいくせに密度もすごいという――
なにこれ矛盾してない? どうしてこんなに「おもしろい」が詰め込まれてるの?
基本的に短編~中編形式が多く、一冊の中にたくさんの物語が詰まっています。
上記でも言ったとおり短編~中編なのに内容の密度が濃いので、一冊読んだだけなのにほかのマンガを複数冊読んだような満足感におそわれる。
この形式の利点は何度も楽しめることで、わたしは10周以上してます。
毎回読むたびに新しい発見があって、新手のオーパーツかなにかなのではないか。
実は小説もあったりする!
見どころ④個性的なキャラクターが見ていて飽きない
秘密結社ライブラに所属する各キャラクターはそれぞれとても魅力的です。
ありきたりな言い方でいうと「個性的」ですが、良い意味で突きぬけていて見ていて飽きません。
キャラクター数は多いですが、作中でのさりげない役割分担がされていて、どれも覚えやすいしかき分けも見事。
血界戦線の感想と総評【まとめ】
ここまでさんざん魅力を話しておいてなんですが、まあとにかく読んでみてくれ。
読めばわかる。
ちゃんとまとめてください。
だって内容がすごすぎて読んだほうが早いんだもん!
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