【ジャンル別TOP3】作家が選ぶ本当に面白いおすすめ漫画30選
物語が好きすぎて実際に小説の出版まで果たした私が、これまでの人生において読んできたすべての漫画に関して、ジャンル別TOP3にまとめました。
ここにはその知名度に関係なく「超おもしろい!」と思った漫画が詰まっています。
新しいマンガを発見するも良し、一度読んだ名作をこの機に再読するも良し、ぜひ読んでみてください!
気になったらAmazonの試し読みとかを使ってみるといいよ!
タップできる目次
ファンタジー漫画ランキング【TOP3】
1位:空挺ドラゴンズ / 桑原太矩
『空挺ドラゴンズ』は、空と龍と、その龍を狩って生活する龍捕り(オロチとり)たちを描いた漫画です。
最大の魅力は圧倒的なまでの広大さを感じさせてくれる空の世界の描写。わたしたちが深海に対してえもいわれぬ不気味さと「なにがいるんだろう?」という興味を惹かれるのと同じく、この物語では空に対してすさまじいまでの広大さを感じさせてくれます。
ファンタジーとしての質も非常に高く、龍捕りたちの生活がたしかなリアリティを伴って描かれるので、没入感もすばらしいのがポイント。
龍と龍捕りたちの勝負も手に汗にぎりますが、けっしてストーリーが暗いわけではなく、個性的な登場人物たちと、時に楽しく、空の世界を冒険するような最高の体験が味わえます。
2位:将国のアルタイル / カトウコトノ
『将国のアルタイル』は、12人の将軍が運営する国家をメインに、国同士の戦いを描いたファンタジー戦記漫画です。
緻密な世界観設定、繊細でありながら圧倒的でもある画力、国同士の戦争シーンに関しても戦略や戦術が非常にしっかりしていて読みごたえが抜群なのもポイント。
特に素晴らしいのは世界観設定の緻密さで、各国の地理や文化が非常に良く設定されており、「この世界に行ってみたい」と思わせる没入感が得られます。
戦記ファンタジーが好きな人は間違いなく楽しめる漫画ですので、気になる人はこの機会にチェックしてみてください。
3位:葬送のフリーレン / 山田鐘人(原作)アベツカサ(作画)
『葬送のフリーレン』は、オーソドックスな中性ヨーロッパ的なファンタジー世界において、勇者が魔王を倒したあとの世界に焦点を当てて描かれた漫画です。
『魔王を倒したその後』、いうなればゲームにおけるエンディングのあとの話を深堀りするというのはなかなか例を見ませんが、まさかここまで人情を揺さぶられるとは思いませんでした。
本作は魔王を倒した勇者の死(老衰)からはじまりますが、彼を見送るのはかつてパーティーを組んでいたエルフのフリーレン。エルフという長命種に生まれた彼女は、人間が生まれて死ぬまでの間にも、ほとんど容姿が変わらず若いまま生き続けています。そんな彼女にとって、人の一生など儚い夢のようなもの。そう思っていたのに――彼女は勇者を見送ったそのとき、はじめて人と人の関係性について目を向けます。
作中ではこのような当たり前だと思っていたファンタジー的な設定を、よりその世界に生きる者たちの視点からリアルに考察、表現し、見事なヒューマンドラマへと昇華させています。
戦いや冒険というより、ファンタジー世界に生きる者たち、本当にそこに生きている者たちの奏でる儚くも美しい人間ドラマが最大の魅力です。
4位以下の作品について
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バトル/アクション漫画ランキング【TOP3】
1位:呪術廻戦 / 芥見下々
『呪術廻戦』は、現代日本を舞台に、呪術と呼ばれる特殊能力を駆使して化物(呪霊)たちと戦う異能系バトル漫画です。
なんといっても各キャラクターの魅力がすさまじく、そしてセリフのキレが尋常ではないのが見どころ。
個人的に創作の才能はセリフの良し悪しに出ると思っていて、その点この作品は天才の作った作品と言っても過言ではないと思います。
漫画の強みを生かしたテンポの良い群像劇的要素もあって、物語世界全体を余すことなく楽しめる漫画です。
2位:血界戦線 / 内藤泰弘
『血界戦線』は、ある日異界と交じり合って爆誕した超なんでもありな新生ニューヨーク(ヘルサレムズ・ロット)で、現界の秩序を守るべく暗躍する秘密結社ライブラの、戦いと日常の日々を描いたSFファンタジーバトル漫画です。
ライブラが相手をするのが本当の意味で人智を超越した上位存在(異界存在・神性存在)であることが多く、作中で登場する裏科学・超常生体・魔導犯罪などなど、とにかく血界戦線の世界観はその底知れなさにぞくぞくわくわくするのが最大のポイントです。
無論、世界観だけでなくキャラクター、ストーリー、テンポ、すべてにおいて最上級の漫画で、特に、作中で飛び交う独自の固有名詞(例:終点圧縮時計、世界崩壊幇助器具、)にはその字面だけで読む人にワクワク感を与える力があります。
【要約】:とてつもなく、おもしれぇ。
「好きなマンガは?」と聞かれたら、真っ先にあげる傑作です。
3位:HUNTER×HUNTER / 冨樫義博
『HUNTER×HUNTER』は、金銀財宝、珍しい生き物や、はたまたグルメにいたるまで、世の中のあらゆるものをハントする職業『ハンター』を目指して、主人公が冒険をするマンガです。
序盤は『ハンター』という職業の性質にスポットライトがあてられた冒険漫画のテイストが強いですが、ハンターになるための試験『ハンター試験』を受けるあたりからバトル漫画の要素が強くなり、『念能力』が出てきてからが本番突入で、ほかのバトル系漫画とは一線を画す、読者の想像を超えた頭脳戦や駆け引きがかなり熱くなります。
また、ストーリーも重厚でかなり面白く、常人には思いつかなそうな広大な世界観とその設定に徐々に飲み込まれていきます。
4位以下の作品について
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SF漫画ランキング【TOP3】
1位:BLAME! / 弐瓶勉【完結済み】
『BLAME!』は、無限に増殖していく階層都市の中を、主人公であるキリエが重力子放射線射出装置というバカみたいな威力の銃を片手に旅する姿を描いた漫画です。
ちなみに、わたしが一番好きなSF漫画といっても過言ではありません。
本作では、主人公のキリエが、発達したAIに支配されたネット世界へダイブすることができるキーアイテム『ネット端末遺伝子』というものを探しているのですが、その旅の中で描かれるこの無限階層都市の描写がとにかくすばらしいです。
独自世界の圧倒的な魅力に没入できる傑作ですので、ぜひ一度読んでみてください。
2位:亜人 / 桜井画門【完結済み】
『亜人』は、現代に突如として現れた亜人と呼ばれる「死なない人間」の戦いをテーマにしたSFファンタジー系漫画です。ここで言う『戦い』とは、主義主張の異なる亜人同士の戦いを指すと同時に、一般人から逸脱した理解不能な存在(不死者)と一般社会との戦いでもあります。
徹底的に合理主義な主人公『永井圭』は、交通事故によって自分が亜人であることをはじめて知り、同時に、それが公衆の面前で晒されてしまいます。そして、そこから亜人としての人生と戦いに巻き込まれていくことになります。
『亜人』において特に熱いのは、なんといっても主人公『永井圭』と、すでに亜人として知られ、軍隊を経て心技体すべてにおいて戦うことに最適化された宿敵『サトウ』の高度な知能戦です。
漫画としての間の使い方もかなりうまく、読む人に心地よい緊迫感とゾクゾク感を提供してくれます。
- 知能戦が好き
- 合理的な主人公が好き
- 銃火器のあるリアルなアクションシーンが好き
そんな人にはぴったりの漫画です。
3位:大ダーク / 林田球
『大ダーク』はドロヘドロなどで知られる林田球先生によるダークSF漫画です。
広大な宇宙を舞台にしたSFファンタジーテイストなマンガですが、ドロヘドロに通ずるジメっとしつつ混沌とした世界観が最大の魅力。
登場人物たちもクセのあるキャラクターが多く、あっけらかんとしたブラックジョークが飛び交います。
林田先生にしか描けない価値観と世界観が如実に感じられるマンガでもある。
作中では『死』がたびたび描かれますが、キャラクターたちの『死』の捉え方があっけらかんとしすぎていて、不思議な『間』のようなものを感じさせてきます。そしてその『間』が独特の世界観への没入を促してくるので、それが深く刺さる人はやみつきになる作品だと思います。
4位以下の作品について
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ミステリー漫画ランキング【TOP3】
1位:ゴールデンゴールド / 堀尾省太
『ゴールデンゴールド』は、福の神伝説が残る離島『寧島』で、ある少女の願い(欲望)に呼応して現れてしまった謎の異形『フクノカミ』が、次々と島を欲望まみれにしていってしまうホラーミステリー漫画です。
フクノカミの出現によってどんどん様子がおかしくなっていく島や住民たちを、主人公である少女が葛藤しつつ元に戻そうと行動していくというのが中盤以降のストーリーラインになっていて、その段階に入ると『このフクノカミとは一体なんなんだ?』『どうすれば島は元に戻るんだ?』というように、謎を追うミステリー要素が大きくなってきます。
謎の異形『フクノカミ』がもたらすホラー的な事件の数々もそうですが、フクノカミ自体がかなり気持ちの悪い描かれ方をしていて、その行動の一つ一つにゾっとするような違和感を覚えるので、ホラー好きな人にもおすすめの作品です。
2位:薬屋のひとりごと / 日向夏(原作)ねこクラゲ(作画)七緒一綺(構成)しのとうこ(イラスト)
『薬屋のひとりごと』は、中世中国の後宮を舞台とした薬学(毒物)と謎解きと人の情緒を描いた漫画です。ちなみに原作が存在し、『小説家になろう』で連載されている小説がそれにあたります。
ストーリーの流れは、後宮の侍女として働くことになった主人公の猫猫(マオマオ)が、後宮で起こるさまざまな事件をその薬学(毒物)の知識を使って暴いていくというもの。謎解きに関しても非常に好奇心がそそられておもしろいですが、後宮を舞台に繰り広げられる人間同士の物語がめちゃくちゃリアリティがあっておもしろいです。
物語のテンポが良いのはもちろんのこと、主人公をはじめとしたキャラクターの個性も際立っていて、読んでいて非常に楽しい漫画ですので、舞台設定になじみがない人もこの機会にぜひ読んでみてください。
3位:北北西に雲と往け / 入江亜季
現代アイスランドを舞台にしたミステリー漫画。
繊細なタッチで描かれる魅力的なキャラクターと、アイスランドの風土を感じる美しい風景の描写が最大の見どころ。
ミステリーとしてのストーリーもおもしろいのですが、「アイスランドに行ってみたい」と思わせるこの絵の吸引力がなによりもすさまじい。
ミステリーらしくシリアスなシーンもありますが、ふとした瞬間にほっこりできるエピソードもたくさんあるので、優雅な朝にコーヒー片手にして読んでみてください。
最高の休日を味わえること間違いなしです。
4位以下の作品について
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スポーツ漫画ランキング【TOP3】
1位:ピンポン / 松本太洋
スポーツ漫画だったら『ピンポン』読んどきゃええねん。
それくらい雑におすすめできてしまう圧倒的なスポーツ漫画の傑作がピンポンです。
絵に好き嫌いはあるかもしれないけれど、今のところピンポン以上に完成されたスポーツ漫画を見たことがありません。
特筆すべきはその熱量で、いったいこれをかき上げるのにどれだけの寿命を使ったのかと心配になるほどの熱量が込められています。
各キャラクターの立場、才能、心理の描写。
人間関係の美しさにおいてまで、このピンポンは心に訴えかけてきます。
青春スポーツ漫画のバイブルと言える名作中の名作です。
アニメと映画も傑作だった!
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2位:ハイキュー!! / 古舘春一【アニメ化】
いわずと知れたジャンプの看板スポーツ漫画。
高校生たちのバレーボールを描いた物語で、わたしは10回以上読み返しています。
それだけ読み返してなお、おもしろい。
各キャラクターに特徴があって、セリフも軽快。
なにより主人公にゾクっとするような怪物性があるのが見ていて燃えます。
試合の展開も非常に運び方がうまく、常に先がどうなるか気になる展開に目が離せません。
バレーボールを知らない人でも楽しめるようにかなり丁寧に描かれているので、ぜひ読んでみてください。
3位:さよなら私のクラマー / 新川直司
『さよなら私のクラマー』は女子サッカーをテーマにしたスポーツ漫画です。
ヒューマンドラマ寄りかと思いきや、かなりガチなサッカーの戦術についても描かれます。
『四月は君の嘘』で知られる新川先生が描いているだけあって、ストーリー性も抜群で、漫画好きとサッカー好きを同時に完璧にうならせる傑作に仕上がっています。
2021年にはTVアニメ化もされたので、この機会にぜひ読んでみてください。
4位以下の作品について
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コメディ漫画ランキング【TOP3】
1位:ライドンキング / 馬場康誌
ここまで笑ったコメディ漫画はなかなかない。
圧倒的な画力から繰り出されるコメディシーンと、普通に面白い異世界転生系のストーリーにぐいぐい読み進めることができてしまう傑作。
生身なのにバカみたいな強さを発揮する大統領に要注目。
2位:SPY×FAMILY / 遠藤達哉
シリアス&コミカル&スパイなマンガ、それがこのSPY×FAMILY(スパイファミリー)。
2019年現在、単行本1巻が発売中。
なお傑作になることが決定している。
はじめて1巻を読んだときの衝撃はすごかったです。
これぞ最先端の完成されたエンターテイメント。そんな感じ。
笑えて、感動出来て、テンポよく読み進めることができる。
3位:聖☆おにいさん / 中村光
『聖☆おにいさん』は、知らない人はいないキリストとブッダが現世に降臨して日常を過ごすさまを描いた漫画です。
その有り余る威光が、日常生活上のふとした瞬間に絶大な効果を発揮するさまがギャップがあって面白い。
のんびりした空気感も相まって思わずくすりと笑ってしまうシーンが目白押しです。
4位以下の作品について
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歴史/伝奇漫画ランキング【TOP3】
1位:東独にいた / 宮下暁
『東独にいた』は冷戦真っただ中の東ドイツを舞台にしたスパイ&軍事漫画です。
実際の史実に基づいた舞台設定に、超人的な能力を持った軍人部隊というスパイスを加えて、目の離せないサスペンスとグっとくるヒューマンドラマを描いているのが魅力。
別作品にはなりますが、『ジョーカー・ゲーム』などが好きな人にはぴったりだと思います。
2位:ヴィンランド・サガ / 幸村誠
11世紀初頭の北ヨーロッパに実際に存在したヴァイキングたちを描いた漫画。
ヴァイキング最強の男と呼ばれた父のもとに生まれたトルフィンという少年が主人公。
前半は父を殺されたトルフィンが仇敵アシェラッドへの復讐を果たすため、血なまぐさいヴァイキングの世界に飛び込むお話がメイン。
しかし、徐々にイングランドという大きな国をめぐる陰謀が現れ、多くのキャラクターを巻き込んだ壮大な叙情詩へと変貌していく。
実際に存在した世界史を舞台にしたこの漫画は、世界史の持つリアリティと、そしてそのファンタジー性を見事に融合させた傑作です。
時代物、歴史物が好きな人はもちろんのこと、ぜひファンタジー好きや戦記好きにも読んでほしい漫画。
3位:モンテ・クリスト伯爵 / 森山絵凪(原作:アレクサンドル・デュマ)【完結】
単巻完結。そして完全無欠の一冊。
かの有名な「モンテ・クリスト伯(またの名を巌窟王)」を一冊にまとめきった傑作漫画です。
ストーリーの吸引力はもちろん、どこをとっても無駄がない完璧な復讐譚。
たった一冊ですさまじく良質な物語体験ができます。
4位以下の作品について
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ヒューマンドラマ漫画ランキング【TOP3】
1位:スピリットサークル / 水上悟志【完結】
輪廻転生をテーマにしたファンタジー漫画。
主人公風太が、自身の過去生(前世)を視ることができるスピリットサークルという道具によって、時代も、世界も違う中、脈々と受け継がれてきた思いと因縁を知っていく物語。
全6巻なれど、6巻とは思えない圧倒的なストーリーボリュームが最大の魅力。
主人公が経験する前世は本当にさまざまだが、主人公風太とヒロイン石神鉱子の関係性が軸としてしっかり存在するので途中迷子になることもありません。
一つ一つの過去生で魂が揺さぶられるような物語がとても丁寧に描かれているので、巻数に対して「これは本当に全6巻だったのか?」と錯乱してしまうような最高の物語体験ができます。
タイムリープ系の中では一番好きな漫画です。
2位:BADON / オノナツメ
『BADON』は、それぞれに何らかの罪で刑務所に収監されていたオッサン四人組が、出所してからタッグを組んで高級タバコ店を営んでいくヒューマンドラマ系マンガです。
オッサンというと響きがよくありませんが、そこはオノ・ナツメ先生の描く男性キャラ、大人の男の色気がぷんぷん漂います。
煙草の似合う大人の男を描かせたら右に出る者はいないと思います!
オノ・ナツメ節がさく裂している本作BADONは、世界観も秀逸です。設定は別作品『ACCA13区監察課』を引き継いでいて、お洒落なヨーロッパ的な景観が心地よい世界観に読者を引き込みます。
また、訳ありな四人組の素性や背景も徐々に見えてくるようになっていて、一つ一つのストーリーになまめかしい読後感があり、ヒューマンドラマとしてもかなり出来が良いのがポイント。
3位:BLUE GIANT / 石塚真一
ジャズに心打たれた高校生主人公が、世界一のジャズプレーヤーになる夢を抱き、圧倒的な熱量でもって人生を駆け抜けていく漫画。
この漫画のすごいところは、音楽という素材を、音を出すことができない漫画で見事に表現してしまっているところ。
これを鬼才と呼ばずしてなんと呼ぼうか。
主人公である宮本大がさまざまな仲間たちと出会い、世界一のジャズプレーヤーへの道を駆け昇って行くさまには爽快感もあるし、なにより応援したくなります。
ヒューマンドラマとしても一級品のおもしろさです。
「BLUE GIANT」としては一応10巻で区切りになりますが、今現在もその後の海外編として「BLUE GIANT SUPREME」という作品が連載されています。(こちらも例によってハイパー面白い)
4位以下の作品について
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恋愛漫画ランキング【TOP3】
1位:夏の前日 / 吉田 基已
酸いも甘いも苦いもすべてが込められたちょっぴり大人の恋愛模様が描かれた作品。
えもいわれぬ読後感に襲われるが、不思議と清々しい気分にもなる。
2位:ファムファタル ~運命の女~ / シギサワ カヤ
男からみた女心のわからなさをここまで的確に表現した恋愛漫画はそうでないでしょう。
大学生という、大人に半歩踏み込んだ世界で繰り広げられる恋愛模様が秀逸。
悩み、悩み、それでも駆ける、恋愛によって起こりうるすべての感情の変遷を体験することができる名作。
3位:九龍ジェネリックロマンス / 眉月じゅん
九龍という妖しい雰囲気の残る街で起こるちょっと幻想的な恋愛模様が描かれる。
大人っぽい感傷がいたるところに散りばめられていて、どこか洒落ていながらどこまでも深く落ちていきそうな感情のるつぼに招待されます。
4位以下の作品について
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エッセイ/日常漫画ランキング【TOP3】
1位:夜は猫と一緒 / キュルZ
『夜は猫と一緒』は、新しく猫と生活をするようになった筆者が、猫との生活を面白く、そしてかわいく描いた日常系の4コマ漫画です。
最大の魅力は登場する猫『キュルガ』の可愛さ。もうそれ以外にはなにもいりません。
ただただひたすらにカワイイ猫を見て癒されます。イチオシ。
2位:はたらく細胞 / 清水茜
『はたらく細胞』は、人の体に実際に存在するさまざまな細胞を擬人化し、人間の体の中で日々起こっている出来事をコミカルに描いた漫画です。
作中のテイストはコメディーに近いですが、実際に起こっている細胞の働きを確かな科学的知見に基づいて無駄なくわかりやすく描いているマンガで、子どもの勉強のみならず、大人でもめちゃくちゃ学びがあるのが最大の魅力。
私は風邪をひくたびにこの漫画を読んで『がんばれ俺の細胞……ッ!』とうなっています。
ぶっちゃけ生物の免疫系の授業はこれを読ませればいいんじゃないかと思うほどめちゃくちゃ詳しい上に、物語としても起承転結がしっかりしていて楽しめるので、とにかく一回は読んでほしい逸品です。
3位:百姓貴族 / 荒川弘
『百姓貴族』は、『鋼の錬金術師』で知られる漫画家・荒川弘先生の実体験をもとにした農業エッセイ漫画です。
最強の農業地域北海道において、そこに住まう農家さんたちがいかにして農作物を作っているのかが面白く描かれています。
農業になじみがない人にはカルチャーショックを受けるようなさまざまな出来事が描かれていて、未知の世界を知る楽しみみたいなものも感じられる名エッセイです。
4位以下の作品について
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この項目ではエッセイや日常系などの日々の出来事・生活に即した漫画を紹介します。 漫画というとファンタジーやSFなどのフィクションを思い浮かべることが多いですが、…
番外編
百魔の主 / 葵大和(原作)ぐーの(漫画)まろ(キャラクター原案)
私が原作を務めたファンタジー戦記漫画です。
面白いです(迫真)
【ご報告】百魔の主のコミカライズが決定しました!【祝・漫画化!】
みなさん聞いてください。 著作『百魔の主』のコミカライズが決定しました。 ……。 ……。 (あまりの衝撃にフリーズしていますね……) \う・れ・し・い!/ かねがねプロ…