バベルハイムの商人の面白い所を紹介する|人と悪魔を繋ぐ不思議な金貨

やあ、(オペラ座とかアンティークとか耽美な世界観が大好きな)葵です。

今回は隠れた名作漫画『バベルハイムの商人』についてお話します。

この漫画を簡単に説明すると、運命金貨と呼ばれる特殊な共通通貨をめぐって起こる人間と悪魔(精霊)たちの交易のお話です。

人智を超えたアイテムを持つ悪魔たちから、運命金貨を使ってそれを取引することができる。

人智を超えたアイテムは、もちろん人に栄華をもたらすこともあるが、時にそれは滅びの道を見せることもある。

引き寄せられるような耽美な世界観と、いやらしすぎない示唆に富んだ話がバランスよく配合された、なんだこれ超おもしれえみんな読んでくれそんな漫画です。

ちなみに紙のコミックに関しては現在入手困難なようなので、Kindle等の電子書籍で読むことをおすすめします。

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運命金貨を巡る人と悪魔の耽美な物語【バベルハイムの商人】

表紙からにじみ出る耽美(たんび)な世界観。

わたしはタイトルとこの表紙で買いました。

そして実際に読んでみて、めちゃくちゃハマりました。

耽美でありながら現実的な示唆にも富み、世界観を損なわずに語られる小気味よい交易物語の数々。

全5巻で完結済みの作品ですが、もっとこの世界観にひたっていたいと後ろ髪を引かれる、本当に傑作と呼ぶべき漫画だと思います。

あと、作者の熱量を感じられるのも良かった。

あらすじと概略

人の欲望には果てがなく、叶えるほどに業を深める――。

「運命金貨」と引き換えに客の願いを叶える商品を取引する悪魔商人のユージン・グリフィス。

今宵もまた、「願い」に身を焼かれた人間のもとに悪魔がやってくる。

元々は作者の『古海 鐘一(ふるみしょういち)』氏が同人活動の一環で書いていた漫画の商業版とのことです。

だからこその熱量か、と勝手に納得しました。

現在は右手首骨折の影響で復帰準備中とのこと。

超ハイパー身体に気をつけてほしい。応援しています。

作者のツイッターで告知なども行っているようなので、 気になる方はフォローしてみてください。(ちなみにペンネームは男性っぽいですが実際は女性とのことです)

バベルハイムの商人の魅力と見どころ


(©バベルハイムの商人)

この耽美な世界観は唯一無二である

この一枚絵の雰囲気が好きな人は間違いなくハマる。

もともとわたしが金貨っていうフレーズだけで興奮できる異常体質なのを差し置いても、どこか幻想的な時代感や空気感がバベルハイムの商人の中には広がっています。

派手で、きらびやかで、どこか妖しい。

そんな世界の中で繰り広げられる、実際にありそうで超常的なお話は、何度読んでも飽きません。

余談ですが、わたしはこういうオペラ座的な世界観に憧れがありすぎて、自著『百魔の主』で芸術都市ヴァージリア編を描いたという裏話があります。(書籍でいうと第5巻あたり)

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一つ一つのストーリーが唸るような示唆に富んでいる

基本的に一話ごとに話が完結しているものが多いです。

一話の中にしっかりと山とオチがある良質な短編を綴った作品集、って感じ。

そのひとつひとつに現代のわたしたちも思わずうなってしまうような示唆や教訓が込められています。

(©バベルハイムの商人)

こういうの好き。

超好き。

良質な短編の連続、という意味では水上悟志先生のスピリットサークルあたりと話の構成は似ているかもしれない。

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軸となる大きなメインストーリーもある

1巻は完結型短編の構成が多いですが、2巻に入ると主人公ユージンの宿敵とも言えるキャラクターが出てきます。

(©バベルハイムの商人)

それがこのメフィストフェレス。

同じ悪魔同士で、手の内がわかりあっている強敵です。

ユージンは人間の敵というわけではなく、あくまで公平公正な交易世界の住人という立ち位置ですが、このメフィストフェレスは絵に描いたような人間破滅願望者。

それでいて狡猾かつ頭脳も明晰。

うーん、こういうキャラも好き。

ホント好きだな、この作品。

ラストの5巻に向かってこのユージンVSメフィストフェレスも徐々に加速していきます。

この二人の人間を間に置いた応酬の数々も大きな見どころの一つ。

全5巻で完結済み(そして続編が――)

バベルハイムの商人が現時点でコミックスは完結しています。

しかし、実は続編となる『輪典バベルハイムの商人』という漫画が、マンガアプリ『マンガワン』で連載されています。

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信
開発元:SHOGAKUKAN INC.
無料
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マンガワンでは『バベルハイムの商人』自体もリメイク+加筆されているようで、アプリで読むのも一つの手です。

そしてこのツイートに書いてあるとおり、続編である『輪典バベルハイムの商人』の話も動いているようで、非常に待ち遠しいところ。

古海先生、体を大切にしてください。

バベルハイムの商人の感想&評価まとめ

(©バベルハイムの商人)

そんなわけで今回は『バベルハイムの商人』についてご紹介しました。

どれだけ言葉を重ねても百聞は一見にしかずなので、ぜひ実際に読んでみてください。

運命金貨を巡る人間と悪魔の交易世界。

めくるめく耽美な世界は、間違いなくあなたの想像力を刺激し、良質な物語体験をさせてくれることでしょう。

(決まった)
(なんでお前が決め顔なんだ)

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