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百魔の主/漫画版

創作研究室(カテゴリー別)
葵大和
ライトノベル作家
カドカワBOOKSから『百魔の主』というファンタジー戦記小説を刊行しています(既刊6冊)。またコミカライズ版が秋田書店のweb漫画サイト『マンガクロス』にて連載中です。執筆歴は15年。最近はブログ書いたりもしています。うんち。
出版作品(小説/カドカワBOOKS)

百魔の主/葵大和

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作家が選ぶおすすめミステリー漫画まとめ【5選】

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ミステリーは小説だけの特権ではありません。

漫画でもおもしろいミステリーはたくさんあります。

この項目では先の展開が気になってしかたなくなるミステリー漫画をまとめてみました。

ジャンル別TOP3をまとめた記事はコチラ!

この記事の著者について(葵大和)
葵です
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北北西に雲と往け / 入江亜季

現代アイスランドを舞台にしたミステリー漫画。

繊細なタッチで描かれる魅力的なキャラクターと、アイスランドの風土を感じる美しい風景の描写が最大の見どころ。

ミステリーとしてのストーリーもおもしろいのですが、「アイスランドに行ってみたい」と思わせるこの絵の吸引力がなによりもすさまじい。

ミステリーらしくシリアスなシーンもありますが、ふとした瞬間にほっこりできるエピソードもたくさんあるので、優雅な朝にコーヒー片手にして読んでみてください。

最高の休日を味わえること間違いなしです。

サマータイムレンダ / 田中靖規

上質な謎(ミステリー)と真夏のホラーが見事にミックスされた傑作漫画。

幼馴染の死を知った主人公が生まれ育った故郷の離島へ戻るところから物語は始まる。

幼馴染の葬式のあと、ふとしたきっかけで主人公はとある人物の”影”(ドッペルゲンガー)を見てしまう。

そこで主人公は自分がタイムリープできることを知り、自分たちを襲ってくる”影”の謎を暴くために徐々に闇へと足を踏み入れていく。

とにかくページをめくらせる力が強い。

加えて、背筋をなでるようなゾワゾワ感を覚えさせるホラー要素もすばらしい。

気づいたときにはページをめくる手が止まらなくなっていること間違いなしです。

宝石の国 / 市川春子【アニメ化】

美しい宝石たちを擬人化したSFファンタジー漫画。

硬度が低くておっちょこちょいな主人公フォスが、作中舞台の博物誌を作ることから物語がはじまります。

ときどき『月人』と呼ばれる宝石たちを襲う敵がやってくるが、この月人たちが徐々に物語の根幹に関わってくるミステリー要素もあり。

中性として描かれる宝石キャラクターたちの美しさも見どころですが、謎を追う物語としてのクオリティも非常に高くて、かなりストーリーを楽しめる漫画。

薬屋のひとりごと / 日向夏(原作)ねこクラゲ(作画)七緒一綺(構成)しのとうこ(イラスト)

『薬屋のひとりごと』は、中世中国の後宮を舞台とした薬学(毒物)と謎解きと人の情緒を描いた漫画です。ちなみに原作が存在し、『小説家になろう』で連載されている小説がそれにあたります。

ストーリーの流れは、後宮の侍女として働くことになった主人公の猫猫(マオマオ)が、後宮で起こるさまざまな事件をその薬学(毒物)の知識を使って暴いていくというもの。謎解きに関しても非常に好奇心がそそられておもしろいですが、後宮を舞台に繰り広げられる人間同士の物語がめちゃくちゃリアリティがあっておもしろいです。

物語のテンポが良いのはもちろんのこと、主人公をはじめとしたキャラクターの個性も際立っていて、読んでいて非常に楽しい漫画ですので、舞台設定になじみがない人もこの機会にぜひ読んでみてください。

ゴールデンゴールド / 堀尾省太

『ゴールデンゴールド』は、福の神伝説が残る離島『寧島』で、ある少女の願い(欲望)に呼応して現れてしまった謎の異形『フクノカミ』が、次々と島を欲望まみれにしていってしまうホラーミステリー漫画です。

フクノカミの出現によってどんどん様子がおかしくなっていく島や住民たちを、主人公である少女が葛藤しつつ元に戻そうと行動していくというのが中盤以降のストーリーラインになっていて、その段階に入ると『このフクノカミとは一体なんなんだ?』『どうすれば島は元に戻るんだ?』というように、謎を追うミステリー要素が大きくなってきます。

謎の異形『フクノカミ』がもたらすホラー的な事件の数々もそうですが、フクノカミ自体がかなり気持ちの悪い描かれ方をしていて、その行動の一つ一つにゾっとするような違和感を覚えるので、ホラー好きな人にもおすすめの作品です。

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