作家が選ぶおすすめミステリー漫画まとめ【5選】
ミステリーは小説だけの特権ではありません。
漫画でもおもしろいミステリーはたくさんあります。
この項目では先の展開が気になってしかたなくなるミステリー漫画をまとめてみました。
ジャンル別TOP3をまとめた記事はコチラ!
【ジャンル別TOP3】作家が選ぶ本当に面白いおすすめ漫画30選
物語が好きすぎて実際に小説の出版まで果たした私が、これまでの人生において読んできたすべての漫画に関して、ジャンル別TOP3にまとめました。 ここにはその知名度に関…
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北北西に雲と往け / 入江亜季
現代アイスランドを舞台にしたミステリー漫画。
繊細なタッチで描かれる魅力的なキャラクターと、アイスランドの風土を感じる美しい風景の描写が最大の見どころ。
ミステリーとしてのストーリーもおもしろいのですが、「アイスランドに行ってみたい」と思わせるこの絵の吸引力がなによりもすさまじい。
ミステリーらしくシリアスなシーンもありますが、ふとした瞬間にほっこりできるエピソードもたくさんあるので、優雅な朝にコーヒー片手にして読んでみてください。
最高の休日を味わえること間違いなしです。
北北西に曇と往けの面白い所を紹介するよ|アイスランドに行きたくなる
アイスランドを舞台にしたとてもおもしろいマンガを読んだので今回はそのご紹介。 その名も『北北西に曇と往け』。(ほくほくせいにくもといけ) ちなみにアイスランド…
サマータイムレンダ / 田中靖規
上質な謎(ミステリー)と真夏のホラーが見事にミックスされた傑作漫画。
幼馴染の死を知った主人公が生まれ育った故郷の離島へ戻るところから物語は始まる。
幼馴染の葬式のあと、ふとしたきっかけで主人公はとある人物の”影”(ドッペルゲンガー)を見てしまう。
そこで主人公は自分がタイムリープできることを知り、自分たちを襲ってくる”影”の謎を暴くために徐々に闇へと足を踏み入れていく。
とにかくページをめくらせる力が強い。
加えて、背筋をなでるようなゾワゾワ感を覚えさせるホラー要素もすばらしい。
気づいたときにはページをめくる手が止まらなくなっていること間違いなしです。
サマータイムレンダの面白い所を紹介するよ|タイムリープとホラーの融合
サマータイムレンダって漫画、傑作の予感しかしない。 ジャンルはタイムリープもの。季節は蝉の声が響く真夏。 上質な謎(ミステリー)とホラーのスパイス。 ぜひとも夏…
宝石の国 / 市川春子【アニメ化】
美しい宝石たちを擬人化したSFファンタジー漫画。
硬度が低くておっちょこちょいな主人公フォスが、作中舞台の博物誌を作ることから物語がはじまります。
ときどき『月人』と呼ばれる宝石たちを襲う敵がやってくるが、この月人たちが徐々に物語の根幹に関わってくるミステリー要素もあり。
中性として描かれる宝石キャラクターたちの美しさも見どころですが、謎を追う物語としてのクオリティも非常に高くて、かなりストーリーを楽しめる漫画。
『宝石の国』の面白い所を紹介するよ|中性的キャラクター×高い物語性
宝石を擬人化した漫画『宝石の国』がおもしろい。 艦コレや刀剣乱舞などの擬人化系の作品がたくさん出た時期がありますね。 擬人化というのはキャラクターの特徴を基の…
薬屋のひとりごと / 日向夏(原作)ねこクラゲ(作画)七緒一綺(構成)しのとうこ(イラスト)
『薬屋のひとりごと』は、中世中国の後宮を舞台とした薬学(毒物)と謎解きと人の情緒を描いた漫画です。ちなみに原作が存在し、『小説家になろう』で連載されている小説がそれにあたります。
ストーリーの流れは、後宮の侍女として働くことになった主人公の猫猫(マオマオ)が、後宮で起こるさまざまな事件をその薬学(毒物)の知識を使って暴いていくというもの。謎解きに関しても非常に好奇心がそそられておもしろいですが、後宮を舞台に繰り広げられる人間同士の物語がめちゃくちゃリアリティがあっておもしろいです。
物語のテンポが良いのはもちろんのこと、主人公をはじめとしたキャラクターの個性も際立っていて、読んでいて非常に楽しい漫画ですので、舞台設定になじみがない人もこの機会にぜひ読んでみてください。
薬屋のひとりごとの面白い所を紹介するよ|薬学×謎解き×染み入る情緒
薬屋のひとりごと、めっちゃおもしろい。 『小説家になろう』の推理ジャンルで圧倒的人気を誇る本作、コミカライズ版が「月刊ビッグガンガン」と「月刊サンデーGX」で…
ゴールデンゴールド / 堀尾省太
『ゴールデンゴールド』は、福の神伝説が残る離島『寧島』で、ある少女の願い(欲望)に呼応して現れてしまった謎の異形『フクノカミ』が、次々と島を欲望まみれにしていってしまうホラーミステリー漫画です。
フクノカミの出現によってどんどん様子がおかしくなっていく島や住民たちを、主人公である少女が葛藤しつつ元に戻そうと行動していくというのが中盤以降のストーリーラインになっていて、その段階に入ると『このフクノカミとは一体なんなんだ?』『どうすれば島は元に戻るんだ?』というように、謎を追うミステリー要素が大きくなってきます。
謎の異形『フクノカミ』がもたらすホラー的な事件の数々もそうですが、フクノカミ自体がかなり気持ちの悪い描かれ方をしていて、その行動の一つ一つにゾっとするような違和感を覚えるので、ホラー好きな人にもおすすめの作品です。
ゴールデンゴールドの面白い所を紹介するよ|鳥肌が立つ怪異系ミステリー
日常にじりじりとにじり寄ってくる不気味な『フクノカミ』。 お金はたくさん湧いてきたけど、なんだか不気味さがぬぐえない。 はたしてその神は本当に『福の神』なのか…