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百魔の主/漫画版

創作研究室(カテゴリー別)
葵大和
ライトノベル作家
カドカワBOOKSから『百魔の主』というファンタジー戦記小説を刊行しています(既刊6冊)。またコミカライズ版が秋田書店のweb漫画サイト『マンガクロス』にて連載中です。執筆歴は15年。最近はブログ書いたりもしています。うんち。
出版作品(小説/カドカワBOOKS)

百魔の主/葵大和

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主人公が約5年半の間登場しなかった作品があってだな【パーティ分離】

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やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100

ひさしぶり!

約1年ぶりの投稿をしている葵です。

さて早速ですが「連載中、主人公が約5年半の間まったく登場しなかった作品」がありましてね。

百魔の主』って言うんですけど……

そうです、わたしの作品です。

この記事の著者について(葵大和)
葵です
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主人公出なさすぎ問題(パーティ分離)

いやぁ、個人的にやりたかったものではあるので、後悔はないんですが、もし同じことをやろうかなと迷ってる人にお伝えするのであれば、オススメはしない

しないのか。

しない。

パーティ分離って、ついついやりたくなっちゃう人も多いと思います。

特に群像劇とか好きな人は「うひょひょ、主人公とその他のキャラクターをああしてこうして動かして、あるとき繋がってヒャッハー!」とか考えたくなると思います。

実際そうやって超おもしろい作品を作る方もいるので、「俺は絶対におもしろい群像劇を書くんだ!」と思ってる人は止めませんが、なんとなくやろうとしているのならやめておいたいほうがいいでしょう。

正直私もつらかった。

そして同時に、それでも読み続けてくれている読者のみなさんに圧倒的感謝の念が湧いた。

見ろ、あれが主人公が5年も出なかった作品を追い続けついに再登場を見届けた読者だ、面構えが違う

ホントありがとう。

ちなみに群像劇で面白かったラノベ

やっぱり読者がみたいのは主人公じゃん?

すっごい当たり前のことを言います。

読者が見たいのは主人公の活躍である。

「え? なに当たり前のこと言ってんの?」と思うかもしれませんが、作者というのは往々にしてそれを忘れる

いやホント、不思議なんだけど忘れる。

作者脳と読者脳の違いも関係するかもしれない

せめてパーティ分離をやるなら後半で

何度も言いますが私自身は『百魔の主』で行ったパーティ分離に後悔はありません。

前半(主人公が活躍するパート)も面白くかけたと思っていますし、後半も主人公がいないからこそほかのキャラクターを深堀り&輝かせることができたと思います。

『百魔の主』は第一部こそ群像劇やりてー症候群によって「メレア」「ハーシム」「セリアス」と三主人公の話をいろいろ載せましたが、第二部以降はわりと主人公側に寄せています。

あと重要なのが、書籍化(本として全国出版)するにあたっては編集者と相談し主人公であるメレア以外の視点をかなりカットしました。

これは当然、基本的に読者が読みたいのが主人公のお話だからです。

原作オブ原作にあたるWEB版に関しては私のやりたいことをやりたいまま形にしていますし、今後もそうだと思いますが、読みやすさとかその他いろいろ考えても、群像劇による作劇そのものに意図があるのでなければ、やっぱりオススメはしません。

仮に「群像劇そのものを主軸にしたいわけじゃないけど、でもやりたい」という人がいるなら、せめて主人公以外のキャラクターが立ち始める後半にしましょう。

前半でやると怪我しかしません。

もう一度言います。

怪我しか、しません。

(これは過去に経験している顔だな)

そんな感じでぼちぼちやっていますよ

とまあそんな感じであいかわらず創作を続けている葵です。

最近はできるだけ『百魔の主』を週一ペースで投稿しつつ、裏であーだこーだしている作品をカクヨムに放り投げたりだとか、いろいろ頑張っています。

アニメ化してえ。

唐突すぎる欲望の発露!

叶うまで言い続けるから。

そしてコミカライズ版も5巻が発売されたり、ピッコマとかLINEマンガとか気づいたら聞いたことあるサイトに掲載されていたりして、とても嬉しいです。原作も頼む。わたしは次巻書く心の準備いつでもできてるから。

もしコミック版から入った人で原作も気になるな、と思ったらぜひ小説版の書籍を買って読んでみてね。

もちろんweb版でも嬉しいよ(でもアニメ化に繋がるのは書籍)。

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