チェンソーマンの面白い所を紹介するよ|シンプルに見えて超練られてる
やあ、葵です。(@Aoi_Yamato_100)
設定、世界観、いろいろ練ってあるのもおもしろいけど、シンプルなストーリーとキャラクターの強さでおもしろさを担保できる作品は逆に強烈です。
今回はそんな作品『チェンソーマン』のお話。
この漫画にハマりそうな人
- シンプルにおもしろい漫画が読みたい
- ぶっ飛んだアクションシーンがみたい
- 良い子ちゃんはいらないんだよォ!
タップできる目次
チェンソーマンがぶっとんでて面白い件
ちなみにめちゃくちゃおもしろいけどちょっとグロめなシーンもあるのでそこだけ注意。
あらすじ
悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!(Amazon公式紹介文)
『ファイアパンチ』で話題になった作者さんの作品ですね。
ファイアパンチもとてもおもしろかったのでおすすめ。
チェンソーマンの魅力と見どころ
①:良い意味でぶっとんでる
シンプルなおもしろさを詰め込んだ作品です。
主人公の性格が浮世離れしていて(理由はあるんだけど)、その戦闘シーンと相まってめちゃくちゃド派手。
最近は正義対正義みたいな戦いも多いけれど、この作品はとてもシンプル。
クソ野郎はぶっ飛ばす。
敵は敵! 悪魔は悪魔! 御託はいいからぶっころすんだよぉ!
そんな感じ。
でも、そういう小難しい話は抜きにしていながら、ちゃんと要点は描かれている。
というか、丁寧すぎるくらいにしっかり描かれている。
これぞ匠の業である。
②:キャラクターの動機づけが丁寧で読みやすい
主人公にあたるデンジは、幼いころに父が死に、その借金を背負って生活していました。
内臓うっぱらったりしたけどあんまり金にならない。
金が用意できなければ借金をしている雇い主に殺されてしまう。
諦めかけていたそのとき、デンジはある一匹の悪魔と出会った。
デンジはここで自分が「死にたくない」ということを自覚するんだけど、このシーンの魅せ方はとてもうまかった。
頭からチェンソー生やしたかわいらしい犬型の悪魔――ポチタと出会ってから、「とりあえずいつか普通の生活をしてやる」と決心したデンジは、ポチタの力を借りながらデビルハンターとしての生活をはじめる。
それでも借金は莫大だったので極貧生活だったが、ポチタがいればなんとか耐えられた。
やがて、そんなデンジにあるとき雇い主から急な呼び出しがかかり――
と、こんな感じで進んでいくわけなんですが、このあとのシーンでデンジがより前向きに「生きる」ことを決心するシーンはすごく心に響きました。
シンプルなんです。
シンプルだからこそ、強烈でした。
このあたりの構造は、とてもよく考えられているな、と思います。
これこそ「洗練されている」という言葉が似合う。
③:世界観設定がシンプルでありながら奥が深い
基本的に、悪魔と呼ばれる人の恐怖を糧とする超常生物を、デンジたちがぶっ飛ばしていくストーリー。
しかし、『銃の悪魔』と呼ばれる超絶的な強さを持つ悪魔の話が出て来てから、ストーリーに大きな推進力が生まれます。
謎だらけの『銃の悪魔』。それを負うキャラクター。
人が恐怖を抱きやすいモチーフを持つ悪魔ほど力が強いという設定もわかりやすいですし、ラスボス的な『銃の悪魔』が出て来てから「こっからどうなっていくんだろう?」という好奇心もくすぐられます。
世界観はシンプルながら、とても奥が深い設定だと思いました。
というか、設定はもともと深いんだけど、それをわかりやすくシンプルに見せる力がずば抜けてるんだと思います。
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チェンソーマンの感想まとめ
2019年8月現在、最新刊が3巻とまだはじまったばかりの作品です。
しかし、3巻に入って一気に物語が大きく動き出しました。
「マジかよ!こっからどうなるんだ!?」とワクワクする展開です。
シンプルながら作画は派手、物語の構造が実はめっちゃ練られている、今後が楽しみな作品として間違いなく三本の指に入ってくる漫画なので、リアルタイムでわくわく感を味わいたいという人はまだ巻数が進んでいない今がチャンスです。
3巻まででもぶっちゃけかなり楽しめたので、次読む作品を探している方はぜひ読んでみてください。
パワーちゃんアホかわいい!