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百魔の主/漫画版

創作研究室(カテゴリー別)
葵大和
ライトノベル作家
カドカワBOOKSから『百魔の主』というファンタジー戦記小説を刊行しています(既刊6冊)。またコミカライズ版が秋田書店のweb漫画サイト『マンガクロス』にて連載中です。執筆歴は15年。最近はブログ書いたりもしています。うんち。
出版作品(小説/カドカワBOOKS)

百魔の主/葵大和

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作家が選ぶおすすめスポーツ漫画まとめ【9選】

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漫画というイラストメディアの強みを最大限に活かせるのはこのスポーツ漫画です。

イラストにより臨場感や迫力、シーンを切り取ることで可能になる巧みな心理描写。

漫画の良さをあますことなく楽しみたいなら良質なスポーツ漫画を読むべし!

ジャンル別TOP3をまとめた記事はコチラ!

この記事の著者について(葵大和)
葵です
タップできる目次

ハイキュー!! / 古舘春一【アニメ化】

いわずと知れたジャンプの看板スポーツ漫画。

高校生たちのバレーボールを描いた物語で、わたしは10回以上読み返しています。

それだけ読み返してなお、おもしろい

各キャラクターに特徴があって、セリフも軽快。

なにより主人公にゾクっとするような怪物性があるのが見ていて燃えます。

試合の展開も非常に運び方がうまく、常に先がどうなるか気になる展開に目が離せません。

バレーボールを知らない人でも楽しめるようにかなり丁寧に描かれているので、ぜひ読んでみてください。

リクドウ / 松原利光【完結】

完結済み

迫力とスピード感が満点のボクシング漫画。

ある出来事を経てすべてを失った主人公リクの成長物語でもあります。

見どころはなんといっても圧倒的な迫力で描かれる試合シーン

キャラクター性とボクシングスタイルの親和性があって、登場人物をすんなり覚えられるので非常に読みやすいところもGOOD。

試合シーンに関しては何度読んでもおもしろいほどの傑作漫画なので、ちりちりとした緊張感のほとばしるバトルシーンを見たい人に特におすすめです。

2019年に完結しました。すっきりとした終わり方で読後感もとても良かったです。

WILD PITCH!!! / 中原裕

躍動感のある絵が魅力のリアル系野球漫画。

高校3年の夏、県大会予選決勝。ドラフト1位候補の大本命を擁する相手校に、伏兵校の無名左腕・城戸拓馬がそのマウンド度胸で立ち向かうところから物語がはじまる。

のちに紆余曲折あってプロ野球での話になっていくが、この紆余曲折がほかの野球マンガと違ってリアリティがあっておもしろい。

とんとん拍子にスター街道を駆け上がる話ではないものの、魅せるところは魅せ、そしてくじけずに熱く野球人生を送ろうとする主人公の姿は応援したくなります。

少年マンガとはまた違った魅力のある野球漫画を読みたいならかなりおすすめ。

ブルーロック / 金城宗幸(原作)ノ村優介(漫画)

サッカーにおけるストライカーという人種に焦点を当てた独自サッカー漫画。

300人の才能ある学生を使って、世界最強のストライカー(エゴイスト)を作るという壮大な計画がストーリーの根幹になっています。

よくある学生チームのサッカー漫画とは違う切り口で物語が展開されていて、特にサッカー好きにおすすめの漫画です。

また、イラストの迫力がすさまじく、かなりゾクゾクできます。

「やっぱストライカーはこうでなくてはな!」とエゴイズム論に共感した人はぜひのぞいてみてください。

ピンポン / 松本太洋

スポーツ漫画だったら『ピンポン』読んどきゃええねん。

それくらい雑におすすめできてしまう圧倒的なスポーツ漫画の傑作がピンポンです。

絵に好き嫌いはあるかもしれないけれど、今のところピンポン以上に完成されたスポーツ漫画を見たことがありません。

特筆すべきはその熱量で、いったいこれをかき上げるのにどれだけの寿命を使ったのかと心配になるほどの熱量が込められています。

各キャラクターの立場、才能、心理の描写。

人間関係の美しさにおいてまで、このピンポンは心に訴えかけてきます。

青春スポーツ漫画のバイブルと言える名作中の名作です。

アニメと映画も傑作だった!

BUNGO -ブンゴ- / 二宮 裕次

近年イチオシの野球漫画といえばこの『BUNGO -ブンゴ-』です。

物語のはじまりからスポーツエンターテインメントとしての王道を全速力で駆け抜けていきます

まったくの素人から、ただボールを投げるということにだけ(狂気的なまでに)熱中するようになった少年ブンゴ。気づいたときには彼は怪物の卵になっていて、挙句の果てに実は――と、ここから先はネタバレになってしまうので伏せますが、とにかく王道、ベタ、でもそれが良い。

熱さと爽快感がにじみ出る野球マンガで、話の展開も鳥肌が立ちまくるので、ぜひ読んでみてください。

さよなら私のクラマー / 新川直司

『さよなら私のクラマー』は女子サッカーをテーマにしたスポーツ漫画です。

ヒューマンドラマ寄りかと思いきや、かなりガチなサッカーの戦術についても描かれます。

『四月は君の嘘』で知られる新川先生が描いているだけあって、ストーリー性も抜群で、漫画好きとサッカー好きを同時に完璧にうならせる傑作に仕上がっています。

2021年にはTVアニメ化もされたので、この機会にぜひ読んでみてください。

ボールルームへようこそ / 竹内友

『ボールルームへようこそ』は、冴えない主人公『富士田多々良』が社交ダンスと出会い、その熱い世界へと身を投じていくマンガです。

社交ダンスをスポーツというと少しなじみがないかもしれませんが、この『ボールルームへようこそ』を読むと社交ダンスがまさしく芸術とスポーツの融合であることがわかります。社交ダンスにかける思い、その一糸乱れぬ美しい踊りを披露するための壮絶な研鑽、しのぎを削るという表現が似合う熱い世界が、ここにあります。

また、竹内友先生の画力がすばらしく、絵に迫力がある点もポイント。

社交ダンスを知らない人にこそ、ぜひ読んでもらいたい一作です。

ONE OUTS / 甲斐谷忍【完結済み】

『ONE OUTS』は、120km/hそこそこの直球だけしか投げられないのに賭野球“ワンナウト”で無敗を誇る謎の男『渡久地東亜』が、あるプロ野球チームを優勝させるために選手としてその身を投じていく野球漫画です。

ストレートしか投げられないのにその心理を読み切って次々と打者を打ち取っていく『渡久地』の投球術もすごいですが、それ以上にすごいのが野球のルールブックの盲点をつくような戦術を出すなど、とにかく野球のすべてをむさぼりつくすようにあらゆる手段を講じる渡久地のメンタリティと頭脳です。

普通の野球漫画とは違う野球の面白さが詰まっているので、少し邪道で、でもめちゃくちゃに面白い野球漫画を読みたいなら『ONE OUTS』を読んでみてください。

アニメもめちゃくちゃ面白いのでおすすめ。

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