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百魔の主/漫画版

創作研究室(カテゴリー別)
葵大和
ライトノベル作家
カドカワBOOKSから『百魔の主』というファンタジー戦記小説を刊行しています(既刊6冊)。またコミカライズ版が秋田書店のweb漫画サイト『マンガクロス』にて連載中です。執筆歴は15年。最近はブログ書いたりもしています。うんち。
出版作品(小説/カドカワBOOKS)

百魔の主/葵大和

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作家が選ぶおすすめヒューマンドラマ漫画まとめ【10選】

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ヒューマンドラマっていろいろありますよね。

  • 青春
  • 恋愛
  • ときに苦い人と人との裏切りの話

この項目ではそういった人と人との繋がりにテーマを置いた、感情が揺さぶられる傑作漫画をまとめています。

ジャンル別TOP3をまとめた記事はコチラ!

この記事の著者について(葵大和)
葵です
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スピリットサークル / 水上悟志【完結】

輪廻転生をテーマにしたファンタジー漫画。

主人公風太が、自身の過去生(前世)を視ることができるスピリットサークルという道具によって、時代も、世界も違う中、脈々と受け継がれてきた思いと因縁を知っていく物語。

全6巻なれど、6巻とは思えない圧倒的なストーリーボリュームが最大の魅力。

主人公が経験する前世は本当にさまざまだが、主人公風太とヒロイン石神鉱子の関係性が軸としてしっかり存在するので途中迷子になることもありません。

一つ一つの過去生で魂が揺さぶられるような物語がとても丁寧に描かれているので、巻数に対して「これは本当に全6巻だったのか?」と錯乱してしまうような最高の物語体験ができます

タイムリープ系の中では一番好きな漫画です。

ブルーピリオド / 山口つばさ

スクールカースト上位ながら、日々の生活に虚しさを覚えていた主人公が、一枚の絵画と出会って衝撃を受け、それまでの「そつない自分」を捨ててがむしゃらに美大を目指す姿を描いた漫画。

とにかく熱量がすごい。

絵は物を言わないので音はないはずのに、漫画上で表現される絵画の静かな迫力がすさまじく、ぞわりと鳥肌が立つほど。

青春ドラマ、人間ドラマとしても非常に質が高いです。

東京卍リベンジャーズ / 和久井健

『東京卍リベンジャーズ』は、元不良の冴えない主人公『花垣武道』が、ある日過去にタイムリープして、『未来』で起こってしまったとある事件を過去から解決していこうと奮闘する漫画です。『新宿スワン』で知られる和久井先生の最新作にあたります。

本作の特徴は、未来において日本のアンダーグラウンドを支配している『東京卍會』の謎を、タイムリープしながら一つ一つ解いていくミステリーの巧妙さとサスペンス感にあります。また、各キャラクターの造形と設定、そのバックボーンの魅せ方が素晴らしく、東京卍會を中心に起こる様々な不良の世界の出来事には、思わず考えさせられてしまうものも多くあります。

主人公の『けっして強くはないけど絶対に筋は曲げない』という熱さも昨今の作品では珍しく、正統派な主人公像がかえって真新しさを覚えます。

近現代のアングラな都市世界が好きな人は間違いなくハマる漫画です。

バベルハイムの商人 / 古海鐘一

『運命金貨』と呼ばれる現実世界と異界をつなぐ金貨をめぐった交易物語。

人と、人ならざるものたちの間でなされる取引の数々は、示唆にも飛んでいるし、なにより耽美でどこか美しい。

アンティークのような妖しい魅力がいっぱいに詰まった世界観がとにかく魅力的で、イラストでこの世界観を表現していることだけでもめちゃくちゃ価値がある。

そのうえでストーリーもテンポよく、ワクワク・ドキドキすること間違いなし。

もっとこの世界にひたっていたいと思う名作です。

BADON / オノナツメ

『BADON』は、それぞれに何らかの罪で刑務所に収監されていたオッサン四人組が、出所してからタッグを組んで高級タバコ店を営んでいくヒューマンドラマ系マンガです。

オッサンというと響きがよくありませんが、そこはオノ・ナツメ先生の描く男性キャラ、大人の男の色気がぷんぷん漂います。

煙草の似合う大人の男を描かせたら右に出る者はいないと思います!

オノ・ナツメ節がさく裂している本作BADONは、世界観も秀逸です。設定は別作品『ACCA13区監察課』を引き継いでいて、お洒落なヨーロッパ的な景観が心地よい世界観に読者を引き込みます。

また、訳ありな四人組の素性や背景も徐々に見えてくるようになっていて、一つ一つのストーリーになまめかしい読後感があり、ヒューマンドラマとしてもかなり出来が良いのがポイント。

BLUE GIANT / 石塚真一

ジャズに心打たれた高校生主人公が、世界一のジャズプレーヤーになる夢を抱き、圧倒的な熱量でもって人生を駆け抜けていく漫画。

この漫画のすごいところは、音楽という素材を、音を出すことができない漫画で見事に表現してしまっているところ

これを鬼才と呼ばずしてなんと呼ぼうか。

主人公である宮本大がさまざまな仲間たちと出会い、世界一のジャズプレーヤーへの道を駆け昇って行くさまには爽快感もあるし、なにより応援したくなります。

ヒューマンドラマとしても一級品のおもしろさです。

「BLUE GIANT」としては一応10巻で区切りになりますが、今現在もその後の海外編として「BLUE GIANT SUPREME」という作品が連載されています。

こっちもこっちでどんどんおもしろくなっているので、かなりおすすめ

孤高の人 / 坂本眞一(漫画)新田次郎(原作小説)【完結済み】

実際に存在した単独行の登山家、加藤文太郎の登山記録を基に描かれた登山系漫画。

小説版もあって、マンガ自体もそちらを原案としています。

とにかく絵の迫力がすごい。

自然の過酷さ、山に魅入られたひとりの人間の在り方、登山マンガでもあり、めちゃくちゃ深い人間描写の漫画でもあります。

「孤独」ではなく「孤高」であるところの意味が、最後まで読むとわかります

ガチの山登りってこんな感じなんだ、というのもわかるので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

王様達のヴァイキング / さだやす(ストーリー協力:深見真)【完結済み】

2019年に完結しました!

現代を舞台に、天才的なハッカーと金持ちな投資家がタッグを組んで、世界を征服しようと目論むサイバー系漫画。

登場人物がとがっているが、そのとがった者同士のハーモニーが絶妙。

社会のどん底にいた主人公がどんどんと上へ昇っていくさまも見ていて爽快感があります。

サイバーものが好きなら絶対におすすめ。

夏の前日 / 吉田 基已【完結済み】

『夏の前日』は、芸術大学生の主人公がとある画廊で和服姿の妙齢の美女に出会い、そこから、もどかしくも切ない大人の哀愁漂う恋愛がはじまっていく、という漫画です。

とにかくもどかしく、切なく、情感たっぷりに大人同士の恋愛が描かれているのが最大の魅力で、全5巻を読む間に何度も胸が締め付けられるようでしたが、最終巻を読んだあとの読後感は悪くなかったのでそのへんは安心して良いと思います。

染み入るような恋と愛の話を読みたい、という人にはおすすめですので、ぜひ読んでみてください。

王様ランキング

『王様ランキング』は、不遇な体に生まれ落ちたとある国の王子が、その境遇に負けずに強い王になるべく努力を重ね、やがて周りに認められながら成長していく王道サクセスストーリーです。

ストーリーの根幹はザ・王道展開で、主人公と周りの人々との関係性や、そのやり取りが、じんわりと心に染み入ってきます。

王道っていうのがなにゆえ王道たりえるのかというのを強烈な面白さでもって思い知らせてくれるので、ぜひとも読んでほしい名作。

また、王道でありながらストーリー展開にはいくつもの心惹かれる『謎』があり、キャラクターがそれぞれに成長していく様だけでなく、そんなキャラクターたちが繰り広げる大きな物語の面白さも感じられる逸品。

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