作家が選ぶおすすめ歴史/伝奇漫画まとめ【6選】
伝記や伝奇系の漫画をまとめた項目です。
伝記はいわゆる歴史に分類されますが、歴史って実は謎が多くて結構ファンタジーに感じられるところもありますよね。
そう、歴史って夢があってワクワクするんですよ。
それに加えて、いわゆる伝奇系。
実際に存在したと言われているけれど、同時におとぎ話のようでもある、ぞくりとするリアリティの詰まった作品をご紹介します。
ジャンル別TOP3をまとめた記事はコチラ!
モンテ・クリスト伯爵 / 森山絵凪(原作:アレクサンドル・デュマ)【完結】
単巻完結。そして完全無欠の一冊。
かの有名な「モンテ・クリスト伯(またの名を巌窟王)」を一冊にまとめきった傑作漫画です。
ストーリーの吸引力はもちろん、どこをとっても無駄がない完璧な復讐譚。
たった一冊ですさまじく良質な物語体験ができます。

憂国のモリアーティ / コナン・ドイル(原案)竹内良輔(構成)三好輝(漫画)
かの有名なシャーロック・ホームズの物語に出てくる宿敵、『モリアーティ教授』を独自の解釈で描いた伝奇系ミステリー漫画。
悪魔的といっても差しつかえない天才的な頭脳を駆使し、『犯罪卿』と呼ばれるようになるモリアーティ兄弟の活躍はまさしく爽快。
近代ロンドンの腐敗した身分制度をテーマにもしており、そういった社会へのアンチテーゼにもなっています。
ミステリー成分もあるものの、基本的にはモリアーティ教授の天才的な活躍と、その周辺のキャラクターたちの人間ドラマを描いた作品なので、分類は伝奇系にしました。
画力も高くモリアーティ教授のイケメンっぷりもなかなか見どころなので、近代ロンドンの雰囲気が好きという人と合わせてご覧あれ。

ヴィンランド・サガ / 幸村誠
11世紀初頭の北ヨーロッパに実際に存在したヴァイキングたちを描いた漫画。
ヴァイキング最強の男と呼ばれた父のもとに生まれたトルフィンという少年が主人公。
前半は父を殺されたトルフィンが仇敵アシェラッドへの復讐を果たすため、血なまぐさいヴァイキングの世界に飛び込むお話がメイン。
しかし、徐々にイングランドという大きな国をめぐる陰謀が現れ、多くのキャラクターを巻き込んだ壮大な叙情詩へと変貌していく。
実際に存在した世界史を舞台にしたこの漫画は、世界史の持つリアリティと、そしてそのファンタジー性を見事に融合させた傑作です。
時代物、歴史物が好きな人はもちろんのこと、ぜひファンタジー好きや戦記好きにも読んでほしい漫画。

東独にいた / 宮下暁
『東独にいた』は冷戦真っただ中の東ドイツを舞台にしたスパイ&軍事漫画です。
実際の史実に基づいた舞台設定に、超人的な能力を持った軍人部隊というスパイスを加えて、目の離せないサスペンスとグっとくるヒューマンドラマを描いているのが魅力。
別作品にはなりますが、『ジョーカー・ゲーム』などが好きな人にはぴったりだと思います。

アド・アストラ -スキピオとハンニバル- / カガノミハチ
『アド・アストラ』は古代ローマを舞台に、現代にも名の轟く名将『ハンニバル』と『スキピオ』の長きに渡る戦いを描いたマンガです。
『アルプス越え』など、世界史好きの間でも多くの話題に上がる戦争の話がたくさん出てくるので、名前は聞いたことあるけど実際にどんな将軍だったのかわからない!という人の入門編としてもぴったり。
世界史好きや、これから古代の世界史について学びたいという人はぜひ読んでみてください。

片喰と黄金 / 北野詠一
『片喰と黄金』は、近世アメリカのゴールドラッシュ時代をテーマに、ジャガイモ飢饉に襲われていたアイルランドから一人の少女とその従者が黄金を求めてアメリカへ渡り、そこで生き抜いていくストーリーを描いた漫画です。
実際に起こったゴールドラッシュ時代のアメリカの姿や、黄金を求めてカリフォルニアに殺到したフォーティナイナーズたちの生き様が非常にドラマ性高く描かれています。
1848年のアメリカ合衆国カリフォルニアでの金発見にともない、翌1849年、金を求めてカリフォルニアに殺到した人々。49年者。49年組。
史実に興味がある人はもちろん、貧しい状況から少女らしからぬ度胸とメンタリティで成り上がっていこうとする主人公の姿は心揺さぶられるものがあるので、気になった人はぜひ読んでみてください。
